ミナミシロサイ福岡生活日誌♪|お外デビュー

12月13日に南アフリカ共和国より、ミナミシロサイのオスとメスが1頭ずつやってきました。
その後、昨年12月29日の休園日に、初めて運動場に出ました。

まずその前に、獣舎の窓を開けて室内の気温を外気となじませることから始めました。
カラスや他の動物たちの泣き声のする園内の「音」にもなれて貰います。
そして天気が良く、比較的暖かい日を中心にお外訓練を行うことになりました。

園での生活として、まずはちゃんとお部屋へと帰ってきてもらわなくてはなりません。
運動場から獣舎への道程を覚えてもらうことが初日の目標です。
まずは一頭づつ、運動場デビューです。


オスから獣舎の扉をオープン!
あら・・・、様子を慎重に伺っていますね。
角が出たり引っ込んだりを繰り返すこと約10分。

お外に出た!

と思ったら、すぐお部屋の方へと向きが変わります。

そんなことを繰り返しながら、だんだんとお外にいる時間が長くなります。

ひとまず30分程度、お外とお部屋を行ったりきたりしてもらいました。

そのあと、お部屋に戻るともりもりとご飯を食べていました(笑)

****


メスのほうは扉を開けると、すんなりとお外へ出てくれました。

オスの様子を見ていたからか、性格なのか。
ゲンキよくお外を探検~♪といったところでしょうか。
この様子なら大丈夫かな?と思いきや!

扉が閉まると、あらら、こんな風にお部屋が恋しい様子。

どうやらオスの気配が無くなると不安なようです。
というわけで、こちらも30分程度で終了です。
(以後、お部屋と運動場を自由に行き来できるように、扉は開けた状態にしました)


お部屋に戻ると、今日の報告でもしているような二頭でしたよ。

今回の訓練でわかったことは性格に違いが結構あるということ。
メスの方は、色々なことに敏感で、飼育員の動きと扉の開閉が連動していることにすぐ気づく、オスと離れる距離により、不安そうにするなど、喜怒哀楽がはっきりとして、聡明さが伺えました。

反面、オスは自分の遊びに夢中でした♪

***


お外訓練の三回目には、範囲を制限していた運動場全体を使えるようにし、泥場や砂場を耕し、落ち葉スポットなども作って遊び場をこしらえてみました!


こちらはオスです。
さっそく色々な場所で遊んでみたようです。

とりあえず、顔と足だけ泥だらけ♪

メスのほうは、砂場をうろうろ・・・、

遊ぶより広くなった獣舎全体を満遍なく歩き回り、運動場のチェックに専念していたようです。

オスと違い、慎重に行動範囲を広げているようでした。

このように、天気が良く、暖かい日には運動場で過ごす訓練をしていたサイですが、1月17日(金)より展示を行います。

<一般公開>
【日時】
1月17日(金)11:00~
※当面は毎日10:30~11:30/13:30~14:30の時間限定公開になります(気温が低い日、雨天時は非公開)。

<シロサイ歓迎会>
【日時】
1月17日(金)10:30~10:50
【内容】
①動物園長挨拶
②シロサイのお披露目(園児たちによる呼びかけ)
③担当飼育員によるシロサイガイド
④くるみ保育園児によるお祝い

詳しくはHPにてご確認ください
→HP『ミナミシロサイを一般公開します!』



このブログの人気の投稿

角(つの)にも色んな事情があって・・・|ZOOお勉強タイム

レストラン情報|カフェラソンブレのおすすめメニュー

2023夏「夜の動植物園」がスタート!