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今年も一年お世話になりました🐄

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本年、福岡市動植物園にお越しくださった皆さま、そして、個人サポーター、企業サポーターとしてご支援くださった皆さま、ありがとうございました。(写真は、今年の干支ウシを代表してアラビアオリックスのこども♂です。) 動植物園は、明日12月29日(水曜日)から1月1日(土曜・祝日)まで休園とさせていただきます。 今年も、去年に続き、世界中で新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受ける1年となりました。福岡市動植物園でも、緊急事態宣言を受けて2021年5月12日~6月20日、8月9日~9月30日まで臨時休園し、毎年続けてきた夏のイベント「夜の動植物園」も残念ながら中止となりました。 臨時休園中はSNSで動物たちの様子をお伝えすべく、特に今年生まれたダイアナモンキー「リリ」、 ツシマヤマネコ「アカツキ」、 アラビアオリックスのこどもの成長など、この時期だけの動物たちの様子を記録し、発信しました。 また今年は、たくさんのなかまも来園してくれました。 シロテテナガザルの「ジャック」と「キャンディ」、 ボルネオオランウータンの「ナナ」と「リキ」、 ビントロングの「ルビー」など、来年がますます楽しみですね! さて、動物園では毎年、門松を手作りしています。 竹と梅は園内に生えているものを切って 加工した後、 飾り付けていきます。 12月28日より動物園正門でご覧いただけます。 ご来園の際には、ぜひ記念撮影をどうぞ! 年始は、1月2日(日曜日)から開園します。また、1月3日(月曜日)は開園日で、翌日以降の振替休園もありません。 年始は、寅年にちなみ、トラを紹介する干支企画を開催します! →詳しくはお知らせをご覧ください。 ※1月2日に実施している毎年恒例の動物園「新春福引大会」、植物園の「お年玉プレゼント」については、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止します。 こちらは、見かけたらラッキー!?トラのトラックです🐅 来年も福岡市動植物園をよろしくお願いいたします。皆さま、どうぞよいお年を!

【カフェラソンブレ】ジビエ コロッケ好評発売中!

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動物園正門のレストラン「カフェ ラソンブレ」で、ジビエ猪之国さんの福岡県田川市でとれたシカとイノシシをふんだんに使用した贅沢なコロッケを好評発売中です。 口当たりの滑らかさを追求するために生クリーム使用、お肉の旨味を引き出すためにナツメグ、グラニュー糖も隠し味に使用しています。 全て店内調理にこだわっていますので、店内で成形、衣は手付けし丁寧に仕上げています。 現在、日本では林業、農業の後継者不足により耕作放棄地が増加しています。 その結果、シカやイノシシがこれまで人間のテリトリーであった里山に頻繁に出没し、田畑の作物の食害が発生しています。 また、スギやヒノキの樹皮が、増えすぎたシカに食べられて枯れてしまう被害も出ています。この対策として全国の多くの市町村がシカやイノシシを有害鳥獣に指定して駆除を行っています。それらの駆除されたシカやイノシシの大部分がそのまま埋められるか、焼却処分されていることをご存知でしょうか。 捕獲されたシカやイノシシは正しい方法で解体処理されると、栄養価が高く大変おいしいジビエとなります。田川市のジビエ猪之国さんは、公的な支援を受けて駆除したシカやイノシシを最新設備で衛生的に食肉に加工しています。 私たちのごく身近で起きている新たな動物と人間の関係。動物園は、動物のことを知り、人間と動物の関係を考えることができる場所です。そして、命について考える場所でもあります。 ジビエコロッケを是非食べてみてください。そして、その味を、その意味を、是非感じてください。 揚げたてサクサク、中ホクホクです。 1つ350円(税込)! 是非ご賞味ください。

ようこそ!ビントロング、ルビー🐾

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2021年11月29日、愛媛県立とべ動物園よりビントロングの「ルビー」(メス・1歳)が来園しました。 ルビーは、当園のビーン(オス・写真上)と、 トロン(メス・写真上)の間に生まれたシャロン(メス、とべ動物園)の娘ルチュのこどもです。 つまり、ルビーはビーンとトロンの「ひ孫」にあたります。 ルビーは、とべ動物園のスタッフの方が直接連れてきてくださいました。 隣の獣舎で暮らすベンガルヤマネコのコマチおばあちゃん(非公開)もそっと搬入作業を見守っています。 ルビーは、まだ1歳で体も小さく顔に幼さが残っています。耳毛がトロンに似ているかも…? 来園当初は警戒していましたが、現在はこちらでの生活に少しずつ慣れてきているようです。 バックヤードにある運動場です。 初めての運動場を探索するルビー。 環境に慣れて一般公開するまで、どうぞ楽しみにお待ちください♪

オランウータン「ナナ」と「リキ」の状況ご報告!

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10月末に、よこはま動物園ズーラシアから来園したボルネオオランウータンの「ナナ」(メス)と、11月初めに多摩動物公園から来園した「リキ」(オス)の状況をお伝えします。 2頭がやってきて1か月以上が経ちました。現在、福岡市動物園ではオスの「ミミ」も合わせると、3頭のオランウータンを飼育しています。 先に来園したナナは、まだこちらの環境になれていないせいか、ちょっと“おてんば”な様子を見せて少し戸惑うこともありますが、3頭の中で一番食欲旺盛です。 特に葉もの野菜を食べる時は、飼育員の食欲をそそるぐらい美味しそうな良い音をさせて食べています。(※写真はオランウータンの1日3頭分のエサです。) 現在、昼間は寝室と展示場の扉をオープンにして、好きな場所に自由に移動できるように慣らしています。まだ警戒しているのか展示場に出たことはないのですが、少しずつ寝室と展示場間の通路での移動距離も長くなってきました。タイミングが合えば展示場にいる姿が見られるかもしれません。 リキは9歳になったばかりで、顔立ちはまだ幼く身体はまだまだ成長途中です。 オランウータンのオスは成獣になり優位性のあるオスだという自覚が芽生えると「フランジ」と呼ばれる頬のでっぱりが出てきますが、リキはまだフランジが出ていません。 先輩のミミ(推定52歳)のような立派なフランジが出るのはまだ先になりそうです。 リキは現在2つの寝室を行き来するように慣らしていますが、最近まで寝室から全く出ない日々が続きました。先日やっと隣の寝室に移動してくれて、移動が割とスムーズになってきたのでホッとしています。寝室内でもよく動くようになってきてくれました! 現在、野生のオランウータンは絶滅の危機に瀕しています。日本の動物園で飼育されているボルネオオランウータンも個体数が少なくなっている状況です。今回、ナナとリキは繁殖目的で福岡市動物園にやってきました。環境に慣れた後、繁殖を目指します。 これからも、オランウータンたちをあたたかく見守っていただきますよう、お願いします! (オランウータン担当飼育員)

ツシマヤマネコ来園!ようこそ「ひい」、おかえり「アカツキ」🐾

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  2021年11月25日にツシマヤマネコが2頭、名古屋市東山動植物園から来園しました。 1頭は今年の4月28日に福岡市動物園で生まれたオスの「アカツキ」です。アカツキは10月7日に福岡市動物園から東山動植物園へ移動していて、今回戻ってきたことになります。 もう1頭は今年の3月18日によこはま動物園ズーラシアで生まれたメスの「ひい」です。ひいは初めて人工授精で生まれたツシマヤマネコです。 アカツキとひいは、今年の4月30日に東山動植物園で生まれたオスの「さご」とメスの「さすな」と一緒に、東山動植物園で7週間程、4頭で一緒に過ごしました。 左から、ひい、さすな、さご、アカツキ アカツキ、さご、さすな ひい、アカツキ(写真提供:東山動植物園) アカツキは4頭の中で唯一母親が育てた個体です。ひい、さご、さすなの3頭は人工哺育で育てられました。若齢の時に他の個体と一緒に過ごすことで、その後の成長や繁殖に良い影響があると言われています。 4頭一緒に過ごす前のアカツキは、飼育員が介入していないだけあってかなり警戒心が強く、飼育員の前でエサを食べなかったのですが、戻ってきてからは扉越しで飼育員が見ていても食べるようになりました。 →アカツキのごはんタイム ひいは人工哺育されていたので人に良く慣れている個体です。それでも、来園直後は警戒心が強くほとんど隠れていました。しかし、1週間ほど経つと飼育員が行くと少し出てきて様子を伺うようになり、今では目の前でエサを食べています。 →ひいの近距離映像 ひいは当面非公開での飼育を予定しており、一般公開は未定ですが、アカツキは現在、公開に向けて徐々に環境に慣らしているところです。 アカツキとひいの2頭はまだ幼いため、繁殖できるようになるのは1~2年後となります。将来、それぞれがツシマヤマネコの飼育下繁殖に貢献してくれることを期待しています。 (ツシマヤマネコ担当飼育員)

動植物園だよりのバックナンバーを公開します📚

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「動植物園だより」は、昭和51年10月に福岡市動物園協会(現:福岡市緑のまちづくり協会)によって創刊された福岡市動植物園の刊行物です。 現在127号まで刊行されており、最新号は 動物サポーター (寄付金2,000円以上)の方に特典としてお渡ししています。 この度、福岡市動植物園の貴重な記録である動植物園だよりのバックナンバーをホームページに公開いたします!! →  動植物園だよりバックナンバー 今回の公開は、創刊号から16号(昭和56年6月)までですが、これからも不定期で徐々に公開していく予定です。 ※原本をスキャンしたものですので、見づらい部分もありますがご了承ください。 現在は飼育していない動物種や懐かしい園の様子などもご覧いただけます。 アメリカバイソン(VOL.1 昭和51年10月創刊号) アードウルフ(VOL.14 昭和55年11月号) マーゲイ(VOL.15 昭和56年2月号) 動植物園の歴史をぜひご覧ください!!

動物サポーター限定企画「秋のバックヤードツアー」を開催しました♪

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11月21日(日)、23日(火・祝)に、動物サポーター限定のバックヤードツアーを開催しました。 このイベントは、普段は入ることができない動物園のバックヤードにご招待する企画です。 今回は、2日に分け参加人数を分散し、検温、消毒等の新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえで実施しました。 それではツアーの様子を少しだけ紹介します。 まずはシマウマ舎。 普段、飼育員がシマウマのカミリ♂に行っている、ハズバンダリートレーニングを体験してもらいました。 皆さん、上手です。 カミリも、誰に対しても同じように行動することができ、トレーニングの成果がしっかりと出ていましたよ。 シロサイ舎。 寝室やエサを見てもらいました。 そしてブラッシング体験。 ゴシゴシ要員が多くて、ご満悦のミナミ♀です。 マレーバク舎。 こちらのブラッシングも気持ちよさそうでしたよ~。 キリンは寝室からこんにちは♪ 最後はエサやりも♪ ご参加いただいたサポーターの皆さん、ありがとうございました! こうして、動物たちの寝室やエサのこと、合間にこぼれる飼育員の苦労話、などなどを体験できるのはバックヤードツアーならでは。 今回ご紹介したバックヤードツアーは、2,000円以上の寄付をいただいた動物サポーターの方が対象となります。(事前申し込み、抽選制)残念ながら、今回、当選されなかった方は、ぜひまた次回のツアーへの応募をお待ちしております。 興味を持たれた方は、ぜひこちらをご覧ください。 →「動物サポーター大募集」