投稿

株式会社三好不動産様、運搬機寄贈式

イメージ
 この度、株式会社三好不動産様に、動物サポーターとして運搬機を3台ご支援をいただきました。 その寄贈式を4月26日に行いました。 (写真は株式会社三好不動産様より代表取締役副会長 三好様ご挨拶中) (写真は当園長挨拶中) 株式会社三好不動産様は「ゾウ」がシンボルキャラクターの会社で、8年前に亡くなったゾウ「ハナコ」の生前より長年に渡り、アジアゾウを応援していただいております。 その後、ゾウ不在の7年間も、続けて動物園をご支援くださっていました。  昨年7月にゾウが来園する際には、広い放飼場内の清掃等に活用してほしいとのお言葉とともに、運搬車をご寄付くださいました。 室内のフンだけでもこんな感じ・・・・ ゾウのフンは一粒が大きいのです!! この広く、高低差のある運動場を隅々まで移動しながら物を運ぶのも一苦労・・・。 しかし! この運搬機のおかげで負担軽減となっています♪ ちかっぱ便利! 他にも室内の電動ホイストも三好不動産さまからご寄付いただいたもの。 こんな感じでエサを上から吊るし、採食エンリッチメントにも役立っています。 こちらも以前、寄贈いただいた耕運機! 今でも運動場や、あおの寝室など、様々な場所を耕すことに使っています。 写真のように、あおの寝室は耕運機でふかふかにしているんですよ~♪ 手入れした寝室でリラックスな「あお」です。 これからもゾウ達がのびのびと過ごすことができるように、大事に活用していきます!! 三好不動産の皆様、ありがとうございました!! (これからも末永く、ご支援くださ~い)

野生動物の保全と保護の違いって?

イメージ
 5月第2土曜日は「世界ビントロングの日」、また5月16日は「世界マレーグマの日」でした。 動物種は違いますが、共通点の多い二種を中心に少し真面目な話をします。 「世界ビントロングの日(World Binturong Day)」は、フランスの団体「Arctictis Binturong Conservation」が、ビントロングの理解と保全を目的として、毎年5月の第2土曜日を世界ビントロングの日として制定。 「世界マレーグマの日(International Sun Bear Day)は、 2015年5月16日にボルネオ島マレーシア領サバ州にあるボルネオマレーグマ保護センターが保護個体を初めて野生復帰することができたことに由来。 <ビントロング> 主にインド北東部や東南アジアなどの森林に棲むジャコウネコの仲間。 別名「クマネコ」と呼ばれ、クマのような顔と、太くて長いしっぽが特長的な珍しい動物です。 ジャコウネコ科特有の体臭が独特で、ポップコーンやココナッツという表現をされます。 当園には3頭のビントロングがいます。   左:トロン、右:ビーン。この2頭は広い展示室にいます。 写真の2頭のうち、体の小さい方がオスの「ビーン」21歳です。 ビーンは高齢ということもあり、寒さが苦手で寝室から出たがらず、飼育員泣かせな一面も。 メスはトロン16歳とルビー5歳がいます。 よくガイドで登場するのがこのトロンです。 トロンはとても人慣れしていて、飼育員を実のなる木とでも思っているのか、肩に乗るのが大好きです。 ルビーは2021年11月29日に、愛媛県立とべ動物園より来園しました。 ビーンとトロンのひ孫ということもあり、別棟で生活しています。 <マレーグマ> 8種類のクマの中で世界最小、手足は大きく長い爪を持っています。 ↑マチの鋭い爪 ビントロング同様に、東南アジアの森林に住み、夜行性。 雑食性で果物を好み、小さな虫も食べます。 クマですが冬眠はしません。 野生下での生息数や生態等、調査研究が進んでおらず、わからないことが多い動物でもあります。 当園には2頭のマレーグマがいます。 サニー♂ オスのサニーは食いしん坊な割にすぐそばのエサに気づかなかったりと、少しおっちょこちょいな一面があります。 マチ♀ メスのマチはちょっと短気で、エサを見えずらい場所までもっていっ...

モルモットに子が生まれ、名前も決定しました!

イメージ
  2025年4月24日、 モルモットの「なつまめ」 ♀ と「カヌレ」 ♂ の間に 3 頭の子が生まれました。(写真: 2025年5月20日撮影 ) 約 1 ヶ月でこんなに大きく成長し 飼育担当班を中心に名前も決まりましたので、 ここで大発表!! ①黒ぶちが目印の「あずき」(推定オス) ②茶色の「きなこ」(推定オス) ③白色の「ずんだ」(推定メス) ※ オス・メスが推定なのは、ある程度の大きさに成長しないと 判別が難しいため 3 頭の母「なつまめ」と父「カヌレ」も合わせてご紹介♪ 限りなく黒に近い茶色の父「カヌレ」 母「なつまめ」の大きな特徴は、頭の大きなつむじ。 このつむじは、子にもしっかり受け継がれているので 観察する時のポイントになります! モルモットの子は 2 ヶ月程度で 父・母と同等の大きさに成長します。 こども動物園「ふれあいコーナー」が再開(※)する頃には 大きく成長していると思われますので、つむじを目印に 3 頭を探してみてくださいね。 ※ 鳥インフルエンザ対策のため、現在閉鎖中 ■出産5日前の母「なつまめ」 ■4月24日誕生当日の3頭 ■5月1日撮影の5頭 これから、新しい仲間「あずき」「きなこ」「ずんだ」の成長を 一緒にあたたかく見守っていただけると幸いです。 (子の様子は、インスタや X 等の SNS でもお伝えしていきます)

『第48回福岡市動物園写真コンテスト』作品募集中!

イメージ
現在、【福岡市動物園の動物や園内風景】をテーマにした写真を募集しています。 プロ、アマ、年齢、住所は問わず、どなたでもご応募可能なコンテストです。 ただし、作品はご自身が撮影したものになります。 募集締め切りは、 6 月 30 日(必着)です。 詳しくは、 HP のリンク先をご覧ください。(下記) → HP /  お知らせ「第 48 回動物園写真コンテスト作品募集」 ここで、昨年度( 2024 年)の入賞作品の一部を改めてご紹介します。 ● 「推薦」(最優秀賞) 「カバと花いかだ」 撮影者:壱岐 貴三郎さん 動物種:カバ <審査評> 動物園のカバが透明な池で花吹雪に囲まれ、惜春を独占し満足している。 水面を美しい空糸で仕上げた秀作でした。 ● 「園長賞」 「笑み」 撮影者:林田 征子さん 動物種:ヤギ <審査評> 心穏やかな表情が魅力的な作品であり、写されるほうも写すほうも、 心が豊かになる「笑み」を表現した作品でした。   どちらも、当園の動物のある一瞬を切りとっていただき 彩り豊か、ストーリー性を感じさせます。 募集締め切りまでは、まだまだ日にちがありますので 動物たちを観察しながら、楽しく撮影していただけますと幸いです。 そして、今年も多数のご応募をお待ちしております♪

ニコ、元気でね!(伊豆シャボテン動物公園へ転出)

イメージ
 当園生まれのアミメキリン「ニコ」♂が 2025年4月21日に伊豆シャボテン動物公園へ転出しました。 転出に向けて、4月頭から放飼場内に輸送箱を設置し 箱の中へ入るトレーニングを前日まで続けてきました。 トレーニングにとても協力的で、最初から上手に輸送箱へ入ったニコ。 転出日当日、内外部多くのスタッフが作業に立ち合うことを想定して 園内スタッフが入れ替わり立ち合い、誰がどのように動いても ニコが落ち着いて箱の中にいられるようトレーニングを重ねました。 落ち着いたニコの立派な様子に 応援する気持ちと寂しさが入り混じり、複雑な気持ちになったこともありました。 転出日当日は、移送スタッフの方々も驚くほど落ち着き トレーニング通りの動きを見せてくれたニコ。 「がんばれ!ニコ!大丈夫だよ!ニコ!」 輸送箱のカバーをかけ終えても、声掛けを途切れさせることのなかった飼育スタッフ。 ニコの動きは、その安心感もあったように思います。 作業がスムーズに進んだ分、別れの時もあっという間にきてしまいました。 出産に立ち会ったスタッフ、幼少の時期を共にしたスタッフ、 リーダーとしてこの転出に尽力したスタッフ、 様々な形で、5年間多くのスタッフがニコに携わりました。 そのスタッフの数だけ思いがあり、本当に名残惜しい送り出しとなりました。 2020年に父ジュラ、母リンダのもとに生まれて 公募により、【2月5日生まれ】【みんなをニコニコ笑顔にしてほしい】との理由で 名前が決まり、たくさんの皆さまに親しんでいただきました。 4月13日お別れガイドへのご参加、 動物情報館ZooLabで開催した「\いってらっしゃい!ニコ/ニコっと写真展」で ニコへ心温まるメッセージを寄せてくださった皆さま、ありがとうございました! 皆さまの思い出に、ニコが居続けてくれると嬉しいです。 伊豆シャボテン動物公園到着後、 好物のリンゴを食べて元気にしているとの一報も入っています。 ニコ、これからも元気で みんなをニコニコ笑顔にしてね!