2017年6月5日月曜日

チンパンジーが先生?

5/27(土)に福岡テンジン大学の授業が開催されました。
授業内容は「ローフード」をテーマに、チンパンジーの食生活から私たちが実践できる健康的な食事について学ぶもの。

まずはチンパンジーが普段どんなものを食べているのか、知ってもらうところからスタートです。

レタスやミニトマト、グレープフルーツなど盛りだくさんですね。

参加者には野菜や果物を獣舎の中に撒いてもらいます。

なるべく様々な場所にエサを置き、採食に時間をかかるようにしてもらいます。

屋外展示室に朝ごはんの用意ができたら、チンパンジーの登場です。
どのエサを一番に食べるのか参加者がわくわくしながら見守る中、オレンジが一番人気でしょうか、サクラもパンジーも仲良くオレンジを手にしていました。


後半は講師のローフード料理研究家、宮村 ゆかり先生 (栄養士・栄養教諭・調理師)にバトンタッチ。
私たち人間の食生活についてのお話です。

まず参加者はチェックシートで普段の食事や睡眠などを自己採点。
年間に風邪をひく頻度や、主食が何かを振り返ってもらいます。
チンパンジーの生活が満点に対し、子どもから大人まで満点な方はいませんでした。

人間とチンパンジーは遺伝子が4%しか変わらないほど、とても近い動物といわれています。
食べ物も似ているのに野菜や果物をそのまま食べるチンパンジーの食事に比べると、私たちが口にするほとんどの食べ物が加熱、加工してあります。
これだと本来の食べ物が持つ酵素や水分の大半が排除されてしまっているそうです。


写真は冬にネギを食べる「サクラ」

またチンパンジーたちは、夏になると体を冷やすキュウリやトマトなどを好み、寒くなるとネギや大根など体を温める作用のある野菜を好んで食べます。
ちなみにネギを与え始めてから当園のチンパンジーは風邪知らずです。


もちろん、私たちの食事すべてをローフードにすれは良いというわけではありません。
例えば朝ごはんだけでもチンパンジーを見習って、野菜や果物がたくさんとれるスムージーにしたりと楽しく取り入れたらいいかもしれませんね。


そのひとつが宮村先生考案の「チンパンジースムージー」!
チンパンジーが普段食べているリンゴやオレンジ、小松菜にバナナを加えてなめらかになるまでミキサーにかけます。
とてもフルーティーでおいしい「チンパンジースムージー」の出来上がりです。


他にも砂糖の代わりにメープルシロップとココナッツオイルなどで作った「簡単!ローチョコレート」も登場。
動物の形のオレンジピールがとても可愛いですね。


チンパンジーを代表して「コナツ」にスムージーとローチョコを試食してもらいましたよ。
一口飲んで気に入ったのか、
 
飲み終わっても何度も中身を見ています。
 

最後までスムージーの入っていた紙コップを手放さずにいましたよ♪
ちなみにローチョコの方は口に含んでは出してみたり、と初めての食べ物に少しとまどっていました。

調子がいまいちだな~、と感じたらチンパンジーを思い出して野菜や果物を食べましょう。
参加者の皆さん、宮村先生、そして「コナツ」。
楽しい授業をありがとうございました!