『カワウソの日』特別ガイド♪
5月の最終水曜日(今年は5月30日)は『世界カワウソの日(World Otter Day)』です。
福岡市動物園には8頭のコツメカワウソが暮らしています。
そこで当園でも『世界カワウソの日』に特別ガイドを開催しました。
『世界カワウソの日』とは…。
カワウソ亜科13種の保存を目指し活動する海外の団体のThe International Otter Survival Fund(『国際カワウソ生存基金』)がカワウソたちの現状について啓発する目的で、毎年 5 月の最終水曜日を「世界カワウソの日(World Otter Day ワールド オッター ディ)」と制定しました。
今年は,日本各地の動物園・水族館でも,啓発イベントを開催。共通のイベントポスターを作るなどし,この『世界カワウソの日』を盛り上げています。
ということで当園のイベントですが,
平日にもかかわらず,たくさんの皆さんに参加していただきました。
特別ガイドでは通常のエサやりに加えて,世界や日本でのカワウソの現状,そして当園で飼育しているコツメカワウソたちのお話をしました。
こちらはガイドを(エサを?)待っているカワウソたちです。
カワウソの現状の話では,かつて日本に生息し,絶滅したといわれる「ニホンカワウソ」が昨年,対馬で見つかった!というニュースが話題となり,メディアに取り上げられました。
しかし,残念ながら「ニホンカワウソ」ではなく,朝鮮半島にいる「ユーラシアカワウソ」という説が濃厚とのことです。(朝鮮半島から対馬まで50キロを泳いで渡ったのではとの話も出てました。)
(ちなみに写真は当園のコツメカワウソです。)
そして,撥水性がよく強度もあったカワウソの毛は,毛皮としての需要もあり,乱獲が行われていたとの話もありました。
(近年ではそうした毛皮目当ての乱獲は減ったものの,海外では漁場を荒らす害獣という扱いをする地域もあり,絶滅の危機は続いているそうです。)
こうしたカワウソたちの厳しい現状を知っていただくことも,今回のガイドの目的の一つです。
そして,当園のコツメカワウソたちの紹介です。
当園でも水中トンネルをする~っと通り抜けたり,
ガイドの時には飼育員にエサをねだる姿が可愛らしいと来園者の皆さまに親しんでもらっています。
しかし,彼らは単独ではなく集団で活動し,かわいい顔して肉(特にささみ)が大好物なんですよ,と飼育員の話。
こうして,エサを欲しがる仕草も可愛いのですが,肉食特有の歯の鋭さや,俊敏な面などもあり飼育員も攻撃を受けることがあるそうです。
最近,カワウソはペットとしても人気ですが,家庭で飼育するときも注意が必要なようです。
最後は,大好きなドジョウをもらって,水の中を素早く泳ぐ姿を見てもらいました。
カワウソの人気が高まるのはうれしいことです。
しかし,可愛いというイメージばかりが先行し,生態や飼育環境への配慮まで伝わらないまま,カワウソの需要が増えることがどんなことにつながるのか,この機会に皆さんにも考えてほしいと願っています。
とはいってもカワウソたちの姿には癒されますよね。(私たちもそうなんです)
ということで、福岡市動物園のコツメカワウソたちをこれからもよろしくお願いします!
会いに来ると言えば,今日のガイド前には,ビントロングがガイドを聞きたかったのか?上からひょっこり降りてきて覗いてましたよ。
(これ以上,降りるとコツメカワウソたちにやられちゃうと思ったのか,すぐに帰っていきましたが…)
コツメカワウソにもビントロングにも、ぜひ会いに来てくださいね。
福岡市動物園には8頭のコツメカワウソが暮らしています。
そこで当園でも『世界カワウソの日』に特別ガイドを開催しました。
『世界カワウソの日』とは…。
カワウソ亜科13種の保存を目指し活動する海外の団体のThe International Otter Survival Fund(『国際カワウソ生存基金』)がカワウソたちの現状について啓発する目的で、毎年 5 月の最終水曜日を「世界カワウソの日(World Otter Day ワールド オッター ディ)」と制定しました。
今年は,日本各地の動物園・水族館でも,啓発イベントを開催。共通のイベントポスターを作るなどし,この『世界カワウソの日』を盛り上げています。
ということで当園のイベントですが,
平日にもかかわらず,たくさんの皆さんに参加していただきました。
特別ガイドでは通常のエサやりに加えて,世界や日本でのカワウソの現状,そして当園で飼育しているコツメカワウソたちのお話をしました。
こちらはガイドを(エサを?)待っているカワウソたちです。
カワウソの現状の話では,かつて日本に生息し,絶滅したといわれる「ニホンカワウソ」が昨年,対馬で見つかった!というニュースが話題となり,メディアに取り上げられました。
しかし,残念ながら「ニホンカワウソ」ではなく,朝鮮半島にいる「ユーラシアカワウソ」という説が濃厚とのことです。(朝鮮半島から対馬まで50キロを泳いで渡ったのではとの話も出てました。)
(ちなみに写真は当園のコツメカワウソです。)
そして,撥水性がよく強度もあったカワウソの毛は,毛皮としての需要もあり,乱獲が行われていたとの話もありました。
(近年ではそうした毛皮目当ての乱獲は減ったものの,海外では漁場を荒らす害獣という扱いをする地域もあり,絶滅の危機は続いているそうです。)
こうしたカワウソたちの厳しい現状を知っていただくことも,今回のガイドの目的の一つです。
そして,当園のコツメカワウソたちの紹介です。
当園でも水中トンネルをする~っと通り抜けたり,
ガイドの時には飼育員にエサをねだる姿が可愛らしいと来園者の皆さまに親しんでもらっています。
しかし,彼らは単独ではなく集団で活動し,かわいい顔して肉(特にささみ)が大好物なんですよ,と飼育員の話。
こうして,エサを欲しがる仕草も可愛いのですが,肉食特有の歯の鋭さや,俊敏な面などもあり飼育員も攻撃を受けることがあるそうです。
最近,カワウソはペットとしても人気ですが,家庭で飼育するときも注意が必要なようです。
最後は,大好きなドジョウをもらって,水の中を素早く泳ぐ姿を見てもらいました。
カワウソの人気が高まるのはうれしいことです。
しかし,可愛いというイメージばかりが先行し,生態や飼育環境への配慮まで伝わらないまま,カワウソの需要が増えることがどんなことにつながるのか,この機会に皆さんにも考えてほしいと願っています。
とはいってもカワウソたちの姿には癒されますよね。(私たちもそうなんです)
ということで、福岡市動物園のコツメカワウソたちをこれからもよろしくお願いします!
会いに来ると言えば,今日のガイド前には,ビントロングがガイドを聞きたかったのか?上からひょっこり降りてきて覗いてましたよ。
(これ以上,降りるとコツメカワウソたちにやられちゃうと思ったのか,すぐに帰っていきましたが…)
コツメカワウソにもビントロングにも、ぜひ会いに来てくださいね。