シロサイの展示時間について|夜の動植物園裏話

今季の「夜の動植物園」も今日で三回目となります。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、例年よりも動物ガイドなどを少なくし、密集度の高まる場所は封鎖するなど、対策をとりながらの延長開園としています。

昨年の12月に来園したミナミシロサイにとっては、初めての夜の動植物園。
3歳とまだ幼い2頭は、日中は元気に遊び、泥浴びし、お昼寝…
といった具合に日々、健やかに過ごしています。
ですが、
夜の動植物園の翌日は、サイたちが寝不足になるのか起きてくれない、
と困った様子の飼育員さん。
その分、食事量も減り、生活のリズムが崩れてしまうのでしょう。
まだ幼いサイたちにとって、初めての夜更かしでもあります。
生活のリズムが狂うと成長にも影響があるかもしれません。
それに、夜の動植物園の次の日も、動物園は開園しています。
サイたちに会いに来てくれたお客さんにお寝坊していて見れません…ではさみしいですね。

ということで、サイたちは午後7時前後の日没までの展示とさせていただきます。

人間の子どもたちと同じように、まだ幼いミナミシロサイたちにとって、規則正しい生活がとても大切な時期です。
睡眠不足にならないように暗くなったら寝る時間とさせていただきます。
ご来園の際は、早めに会いに行ってあげてください!


ちなみに、子キリンのニコは大丈夫なのかしら?
と思いませんか?

キリンは元々、睡眠時間が短く20分~1時間程度と言われています。
捕食者を常に警戒しているため、何かあったらすぐにでも逃げられるよう、
野生では立った状態で寝ることができるんです。
ということで、夜の動植物園時間は寝室をご覧いただいているキリンですが、
時折、うとうとしているんだそうです(笑)
そんなところも観察しながら、夜の動物たちの姿を楽しんでください。

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