2020年5月6日水曜日

フクロウの顔|ZOOおべんきょうタイム

鳥は恐竜の子孫と言われるように、最古から様々に進化し、あるいはそのままに「飛ぶ鳥」「泳ぐ鳥」「(飛べずに)走る鳥」など、その生態は多種多様です。

その中でも、今回はフクロウについてお話します。

フクロウはワシやタカのような「猛禽類」の仲間で、するどい爪やくちばしで獲物を捕食します。

なのにフクロウの顔は、どうしてあんなに平べったく、まあるいのでしょうか。
しかもつぶらな目がふたつ・・・。
普段、私たちが思い描く鳥の顔ではありません!(失礼)
夜にエサを探すフクロウにとって「音」はとても重要です。
エサとなる獲物の音を聞きのがさないように、この平たい顔全体で音をキャッチしていると言われているんですよ。

なんと耳も左右で位置がずれています。
これは音源場所を把握しやすいような作りなんだそうです。
顔で音を集め、耳で音がする場所がわかるなんて、すごいですね。

さらにフクロウのすごいところは「羽ばたく音がしない」という点です。

他の猛禽類と違い、夜に狩りをするフクロウは、羽音が獲物に気づかれないような作りになっているんですね。
右がフクロウの羽です。
やじるしの部分、わかりますか?
隣りのオジロワシの羽と比べると、ふちがギザギザになっています。

このギザギザは「セレーション」と言います。
空気を分散させることで羽音が抑えられるといわれています。
ちなみにこの羽の構造は新幹線のパンタグラフ(集電装置)にも応用されているそうですよ。

そして、良く回る首!


動画でどうぞ〜。
くるりと一回転している風ですが、実は左右に270度動かしているからそう見えるんです。
他の鳥と違い、真正面に目があるフクロウは、目で確認できる範囲がせまくなります。
そこで、首の動く範囲が広いのだそうです。

可愛らしい姿で人気のフクロウですが、闇夜で捕食するために機能的な生態を持つ、立派な猛禽類ということがおわかりいただけたでしょうか。


最後に、動画ではシロフクロウが昼間起きてるやん・・・と思われたそこのあなた。

良いところに気づきましたね・・・。
シロフクロウの生息地は白夜です。
暗くならないんですね〜。
なので園では昼起きて夜寝てるようですよ〜。