コツメカワウソの桜(おう)ちゃん、最後のガイド

コツメカワウソの「桜(おう)」(メス/5歳)が、2020年2月25日(火)に繁殖のため、高知市桂浜水族館へ移動することとなりました。

先日(2/16)のZOOスポットガイドが、桜ちゃんのいるコツメカワウソ舎最後とあって、多くの方が足を運んでくださいました。
(寒い中、ありがとうございました)

近年、その可愛らしさからテレビやSNSでカワウソが取り上げられ、日本ではブームとなっています。
あまり知られていませんが、カワウソは毛皮やペット目的の違法取引が問題視されている動物なんです。
悲しいことに、なかでも日本での違法取引によるところが大きいと言われています。

国際自然保護連合のレッドリストにおいて、絶滅危惧種に指定されているコツメカワウソ。
そんな現状をお伝えするとともに、当園のカワウソたちを紹介。
今回の主役はもちろん桜ちゃん。

リラお母さん率いるメスチームの中でも、比較的おとなしい性格の桜です。
我先に、ごはんにまっしぐら!というタイプではないようです(笑)

生後約40日、他の兄弟とともに。
ようやく目が開いたくらい。
可愛らしい時期の懐かしい写真です。
小さすぎてどの子が桜かわからんです。

生後約二か月頃の桜。
四兄弟の中で紅一点として生まれ、『ふくおか』の『お』から桜(おう)ちゃんと名付けられました。
(ちなみに他の兄弟たちの名前は『風(ふう)』、『空(くう)』、『海(かい)』。四兄弟の頭文字を合わせると『ふくおか』となります。)

親だけでなく、兄弟も協力して育児をするコツメカワウソ。
大家族の中でのびのび、すくすくと成長しました。

これはいつの日かの、バックヤードから撮影した桜ちゃん…。
そんな顔せんでも…、レディのお部屋をのぞいてごめんね…。


桜は、通常午前中に屋外展示場にいます。(「桜」の展示は2月23日(日)まで)
お母さんの「リラ」、妹の「まお」とともに出ていますので、見分けるのは三分の一です。
獣舎にも貼ってある上記の見分け方を参考にされてください。
鼻の模様や色がポイントです。
桜は、他の二頭がじゃれあってても、少し離れたところにいたりと、のんびり過ごしていることが多いようなので、そうした動きも参考にされて探してくださいね。

※動物の体調により予告なく時間を変更または公開を中止することがあります。

あとわずかとなりますが、桜ちゃんに会いにきてくださいね。

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