講演会『マレーシアの野生に生きる動物たち』を開催しました。

『マレーシアの野生に生きる動物たち』
11/10(土)にマレーシアからの専門家による講演会を開催しました。
マレーシアは豊かな熱帯雨林を有し、多様な野生生物が生息する国です。
当園でも『アジア熱帯の渓谷エリア』として,コツメカワウソやオランウータン,マレーグマなどなど,マレーシアと縁のある動物たちが暮らすエリアがあります。
そんなご縁から,筑紫女学園大学の佐々木 浩教授を通して,今回の講演の提案を受けての開催となりました。

まず関連イベントとして,お子様たちや家族連れでも参加しやすいように当園の動物たちを中心としたガイドを行いました。
その前にマレーシアについて,ちょっとだけお勉強もしましたよ。
まずは飼育員からマレーシアと日本についてのお話を少しだけ。

赤道に近く,暖かい気候のマレーシアには多種多様な生き物たちが生息しています。日本と比べると,約2倍の動物種が生息しています。
しかし、その自然豊かなマレーシアでも環境破壊など動物たちの住む環境で,問題になっていることもあります。
動物園にはマレーシアにゆかりのある動物たちが住んでいるのですが,この機会に彼らの故郷であったはずのマレーシアの自然環境について考えるきっかけにしてほしい,と飼育員からのメッセージで終わりました。

では実際に,福岡市動物園に暮らしている動物たちを見に園内へ。
こちらはオランウータン舎です。

オランウータンのオス「ミミ」は当園ではシロテテナガザルたちとの混合飼育をおこなっており,こうしてたまに一緒のエリアで過ごしています。

コツメカワウソ舎ではエサのドジョウを放って,コツメカワウソの俊敏さを観察してもらいました。

可愛い顔して,肉食なんですよ。
最後はマレーグマ。
大好物のヨーグルトが詰め込まれた消防ホースをプレゼント。
こちらはオスの「サニー」です。

こちらはメスの「マチ」
オスの「サニー」とメスの「マチ」それぞれの食に対する食いつき方や指向性などをお話しました。
そしていよいよ午後からは専門家による講演会です。
マレーシアに生息する動物たちの魅力や保全,環境問題への取り組みについて,マレーシアの野生生物専門家3名に研究内容を紹介してもらいました。
ご参加いただいた皆さんは熱心に講演に耳を傾けていらっしゃいました。
講演会を通じて,マレーシアの動物たちのこと,自然環境のことを少しでもご理解いただけたのではと思います。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

今回の一連のイベントは動物情報館ズーラボで開催する初めての講演会でもあります。
新しくなった情報館ズーラボでは、今後も様々なイベントを開催していきますので,皆さんぜひご参加くださいね。



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