2018年4月14日土曜日

熊本市動植物園からやってきたウンピョウのおはなし

2年前の平成28年4月14日と16日、熊本と大分で震度7を観測する大地震が発生しました。
福岡市動物園では、その時に獣舎被害のあった熊本市動植物園からウンピョウを受け入れ、飼育を継続しています。

そこで本日(4/14)「熊本市動植物園からやってきたウンピョウのおはなし」としてウンピョウの来園当初の様子から近況について、担当飼育員がお話をしました。


ウンピョウのオス「ジュール」とメス「イーナ」は熊本地震から約1週間後の4月23日に福岡市動物園へやってきました。
来園当初は食事の時間以外は隅でじっとしていることがほとんど。

こちらは来園時まもなくのイーナ。飼育員が撮影した写真です。

それから約4か月後のジュール、時間限定で公開開始した当初のものです。

当時、園では獣舎裏に入るのは世話をするベテランの飼育員2人のみと決め、ウンピョウとの信頼関係を築いていきました。
そんな状況だったのが懐かしく思えるほど、今ではすっかり慣れて、獣舎でくつろぐ姿がみられるようになりました。


本日のガイドでも、お肉を手にした飼育員の姿を見ると駆け寄ってくる姿がとても可愛らしいイーナです。


ちなみにオスのジュールはもともとのんびりやさんでしたが、より一層マイペースになったような気がします^^


実は今日、あまり動かない2頭でした…。
というのも獣舎内の、上の写真にあるような丸太を新しくしたのです。
そんな些細な環境の変化にも警戒するようで、ジュールにいたってはお肉を見ても知らんぷり^^
(※写真は丸太を新調する前のものです。)

ウンピョウに限らず、そんなにも警戒心の強い野生動物にとって、地震と移動というストレスはどれほどだったかと、考えさせられるガイドとなりました。


ウンピョウはその名の通り、動くたびに雲のように見える模様や、大きな牙が美しい動物です。
熊本市動植物園に帰った後、今度は二頭に会いに、ぜひ熊本市に足を運んでほしい、という担当飼育員の言葉でガイドは終了となりました。

熊本市動植物園は平成29年2月25日から一部のエリアは部分開園されるなど、復興も着々と進んでいるようです。
スタッフ一同、一日でも早く熊本の皆様にも、元気に動きまわる二頭の姿を見ていただきたいと願っております。

そして、本日はあいにくの天候にもかかわらず、足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
ウンピョウは常時、展示公開しています。
ぜひ、2頭に会いに来てください。
(収容時間は天候や体調によりその時々で多少、変わります。)