コツメカワウソの赤ちゃん。生後1ヶ月の成長記

10月29日に生まれたコツメカワウソの赤ちゃんたち。

現在非公開ですが、子育て上手な母「リラ」と父「ふく太」のコンビネーションで、元気にすくすくと育っています。
約50gで生まれてちょうど4週間で、約350gまで大きくなりました。

前回の子育て、「風(ふう)・空(くう)・桜(おう)・海(かい)」(昨年10月生まれ)のときとは
赤ちゃんの頭数も違いますが、同じ4週間で約200gでした。とても順調に成長しています。

そして11月25日、やっと1頭の目が開きました!

イヌやネコでは普通1~2週間で目が開きますが、カワウソは少し遅いんですね。
まだ目は見えてないようですが、数日で光に反応するようになるでしょう。


(背後で「ホェホェ~」と聞こえるのは、隣の獣舎で暮らすシロテテナガザルの鳴き声。
 「ピィピィ」と聞こえるのが、コツメカワウソの主にきょうだいの鳴き声です)

ここまでの赤ちゃんの成長記録を写真で紹介しますね。

こちらが生まれた10月29日。


11月11日。生後2週間。


こちらは11月19日。


11月22日。


そして、11月25日。


本当に順調です!


一方、家族たちはというと、母「リラ」と父「ふく太」は相変わらず子育てに熱心。
2頭で赤ちゃんを寝かす場所を探して巣箱の外に赤ちゃんを連れて来たり、またすぐ戻したり。
なかなか忙しそうです。

きょうだちたちは、飼育員が見た感じでは、今のところ子育てにはそれほど協力してなさそうです。
まだまだ自分が遊びたい盛りなんでしょうか。
きっともう少し赤ちゃんが成長したらいい遊び相手になってあげることでしょう。

(そういえば、赤ちゃんが生まれて少し経った頃、昨年10月うまれのメス「桜(おう)」が
家族から距離を取りたがっているように見える時期がありました。あれは一体なんだったんだろう)


いくら子育て中とはいえ、丸一日室内で過ごすのはやっぱり退屈そうです。
そこで時間は不定ですが毎日1・2回、屋外で思いっきり遊ばせています。

外に出ると元気に遊ぶカワウソたちですが、1時間もすると赤ちゃんたちが気になるようで、
だんだんと寝室の扉の前から離れなくなります。そうなれば帰宅の時間です。

寝室に戻るとまずはリラが巣箱の様子をチェックします。
それからエサを食べたり寝台の麻袋にくるまったり、みんな好きに時間を過ごしていますが、
目立つのは、一昨年8月生まれのオス「げんた」。

よほど体力が余っているのか、「げんた」お得意のロープ遊びを連発しています。
赤ちゃんたちを公開できるようになるまでは、げんたのロープ遊びも楽しんでください。
一見の価値はありますよ。


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カワウソは家族全体で子育てをするため、
全11頭は現在、非公開のバックヤードで主に過ごしています。
そのため、皆さんがカワウソの家族と赤ちゃんに会えない期間が数ヶ月続きます。

順調に成長すれば、来春には赤ちゃんの元気いっぱいの姿を公開できる見込みです。
それまでの間、カワウソの家族を応援していてくださいね。

赤ちゃんの近況は、引き続きこのブログで紹介していきます。お楽しみに!


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