4月19日は「飼育の日」♪ 動物たちは元気ですよ

今日(4月19日)は「飼育の日」です。
4・19(しいく)の語呂合わせで「飼育の日」。
「飼育の日」は平成21年、動物園・水族館に関心を持ってもらうために(公社)日本動物園水族館協会が制定した日です。


例年、飼育の日には飼育員総出で動物ガイドを行うのですが、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言を受け臨時休園中です。

そんな中、よくお問い合わせいただくのは「動物たちの様子はどうですか?」といったもの。


ご安心ください!
動物たちはいつもとかわらず元気にしておりますよ〜。


ということで、動物たちの様子をお届けします!


まずは不思議な生き物代表、ビントロング。
インド北東部、東南アジアなどに生息するジャコウネコ科の動物です。
そのせいか、アーモンドやポップコーンのような独特のニオイがします。
マレー語で「クマのようなネコ」との意味を持ち、熊猫、Bearcatなどとも呼ばれるように、ネコのようなクマのような、なんとも不思議な容姿をした動物です。


こちらはメスのトロン。
飼育員に友好的で、フォトジェニックな写真を撮らせてくれる事でも大変助けられております。



ミナミシロサイ
昨年12月に南アフリカよりやってきた子どもサイたち。
二頭で過ごす時間も増え、仲睦まじい様子がよくみられます。

二頭が一緒に出ているときは、まだ幼いこともあり、どつきあいのようなじゃれあいもありますが、泥浴びもお昼寝もなんだかんだとこうして寄り添っていますよ。

角の先に泥団子が・・・。
プレゼントですかね?

この横に広く、大きな口が「シロサイ」の由来とも言われています。
現地語の「広い」を英語の「ホワイト」=「白」と聞き間違えたとの言い伝えがあるそうです(諸説有り)
横広い口は、大地に生える草が食べやすいようになっているんです。
ちなみにクロサイは枝葉をついばみやすいようにとがっています。
良かったらクロサイを調べて比べてみてくださいね〜。


アミメキリンの親子です
今年2月5日に生まれたアミメキリンの子ども(オス)も順調に成長しています。
こちらは2020年3月20日のブログの写真です。
その後、お父さんのジュラとも会う回数が増え、スキンシップをとる様子がよく見られます。

こちらは4月18日撮影の子。
警戒されないようにご飯を食べているところを隠し撮り(笑)
上の写真と比べると、ひと月ほどでも成長している様子が伺えます。

ちなみにこちら、お父さんのジュラです。
名古屋市の東山動植物園から来園して約3年、たくましく立派なキリンへと成長しましたねぇ。


レッサーパンダです。
今年の一月に千葉県の市川市動植物園よりやってきたメスのハルマキ。

こちらはお外に出始めの頃。

お外でも元気いっぱい。
あちこちをパトロールしている姿に若さを感じます。
そんなハルマキとオスのノゾムとの仲は・・・、あまり進んでいないようですよ(笑)


他にも、ニホンザルたちの暮らすサル山のご飯タイム。
我先に、と頬袋に食べ物をためこむ様子、伝わりますか。


シロフクロウ舎のオスとメス、この微妙な距離感も健在でございます(笑)

新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言を受け、現在は臨時休園中ですが、動物たちはこのように、普段通りに元気です。
行楽シーズンのこの時期だと、園内はお友だちの声でにぎやかな頃・・・。
人間からしてみたら、やっぱりさみしいです。

今、動物たちにとって一番大切なのは、飼育員や獣医師など、私たち園のスタッフが元気でいること。
いつもと変わらないお世話ができること、です。
こんな国難ともいえる状況ではありますが、今後も動物園から動物たちの健やかな姿をお伝えしていきます。

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