アラビアオリックス「サリーム」のお別れガイドを開催しました
福岡市動物園で飼育している
アラビアオリックスの「サリーム」(オス/8歳)が
金沢動物園(神奈川県横浜市)へ転出します。
平成28年(2016年)10月に
金沢動物園から福岡市動物園にやってきた「サリーム」。
当園にいたメス「ライラ」とのペアリングのために来園しましたが
2018年に「ライラ」が死亡したため
金沢動物園の飼育個体と新たにペアリングを行うことになりました。
そこで、11月3日(木・祝)に
『サリームお別れガイド』を開催しました。
砂漠地帯の厳しい環境下で生活するアラビアオリックスについての話、
一度絶滅した後、飼育下で繁殖したものを野生に戻すなどして
1,000頭前後まで生息数が増えていることなどの説明が
担当の飼育員よりありました。
そして、サリームのお話です。
●アラビアオリックスは元来臆病だが、サリームは図太い性格であること
●よく食べること
●福岡市動物園から金沢動物園までの移送方法
→輸送箱のつくりや輸送箱に入り、陸路で移動することなど
▲輸送箱(外から)
▲輸送箱(中から) ※「サリーム」の寝室とつなげて設置
輸送箱の存在に慣れ、中に入る訓練は
図太い性格にも助けられ、とてもスムーズにいっているとのこと。
金沢動物園への出発日は11月7日(月)です。
まずは、無事に出発・到着しますように。
6年間、いつも凛々しい姿で
たくさんのご来園者を笑顔にしてくれてありがとう!
最後の公開日(11/3)も普段と変わらず
よく食べる姿を見せてくれた「サリーム」。
生まれた場所で、これからも元気に過ごしてね。
最後まで、あたたかい言葉をかけて
「サリーム」を見守ってくださったガイドご参加の皆さま
ありがとうございました。