『新入りキナコ。とりあえず完結編』と『祝!日本動物大賞』


昨年7月にお嫁入りしたシロテテナガザル「キナコ」の近況をお知らせしてきましたが
年末の更新からまもなく半年が経とうとしています…。




あれからどうしているでしょうか。今回はとりあえず完結編です♪


展示室から屋外にでるのもなかなか進まず、タワーのてっぺんにのぼるだけでも2ヶ月…

そんなキナコですから、高さ15mにあるテナガザル側とオランウータン側の
タワーをつなぐロープは「予想どおり」なかなか渡ることができませんでした。


このロープは、大車輪を披露する運動神経抜群の「タキ」でも
初めて渡るまでは10日ちかくかかりました。

キナコの場合はもっともっと時間がかかるだろうけど、
1年以内に渡ってくれるといいな~と、半分あきらめたような気持ちでいました

が!

ついに!

記念すべき4月19日(しいくの日)に完全制覇しました!!

実際にロープを渡りきったのは18日ですが、
タワーを下りて、オランウータン側の地面に到達したのが19日だったので、
記念日は「飼育の日」。

半分あきらめていましたが、やっぱりうれしかったですね~

一度渡ってしまえば、もう余裕です。

いままでは渡れずに、タキやアイがオランウータンの「ユキ」とごはんをたべているのを
うらやましそうに見ていることもありましたが、
タキと追いかけっこしたり、ユキのごはんをわけてもらったり、
どんどん大胆になってきています。



あいかわらずヒト(飼育係)とは距離をとっていますが、
意外とオランウータンの「ミミ」にも平気で近づいていって、見ているほうがヒヤヒヤします。

動きもダイナミックになってきました。
そのうちキナコもタキみたいに大車輪するようになるのかな?




とりあえず「新入りキナコ」シリーズはこれにて完結です。




そして!

このたび福岡市動物園名物?のオランウータンとテナガザルの混合飼育が評価されまして、
仲良しのユキとタキに、日本動物大賞の功労動物賞をいただきました。




グランプリを受賞された青森県立三本木農業高校のみなさんからは、
「命の花」をいただきました。

以前、活動の様子をテレビで拝見し、表彰式でも講演されましたが、
とても素晴らしい取り組みです。

いただいた花と土は園内に植えましたよ♪
(動物園正門のプランター。写真一番手前です)

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