2025年も一年お世話になりました!

 本年、福岡市動植物園にお越しくださった皆さま、そして個人サポーター、企業サポーターとしてご支援くださった皆さま、SNSでも応援してくださった皆さま、ありがとうございました。
今年の干支“巳” ヒイロニシキヘビ

この1年を振り返ると、2025年の1月~2月はアジアゾウ「あお」(オス/15歳)、「ゆずは」(23歳)&「わかば」(4歳)母娘が、来園して初めての誕生会をそれぞれ開催し、近隣の幼稚園の園児さんと一緒にお祝いしました♪
アジアゾウ「わかば」♀ 4歳の誕生会


4月は当園生まれのアミメキリン「ニコ」♂(5歳)が、伊豆シャボテン動物公園へ転出。2020年に父ジュラ、母リンダのもとに生まれ、公募により【2月5日生まれ】【みんなをニコニコ笑顔にしてほしい】との理由で名前が決まり、親しんでいただいたこともあり、お別れガイドにはたくさんのご来園者がご参加くださいました。
手前:母のリンダ、奥:ニコ
2025年3月撮影
「ニコ」お別れガイド開催時の様子

また、同じく4月にモルモットが3頭誕生!
真っ白な「ずんだ」♀、黒ぶちの「あずき」♂、茶色の「きなこ」♂で分かりやすく毛色で見分けることができます。
母の「なつまめ」の頭部にある、ロゼット(つむじのようなもの)を3頭ともに受け継いでいて、すくすくと成長中です。
左:ずんだ♀、中:あずき♂、
右:きなこ♂

そして、3月~6月にかけてサル山に5頭のニホンザルの子が誕生しました。
昨年生まれ、ひとつ上のサルたち含め、子同士で活発に遊ぶ姿が微笑ましいです。

横浜市立金沢動物園より、6月にアラビアオリックスの「ヘルム」♂が来園しました。
すっかり新しい環境にも慣れて、メスの「ミナ」との同居を進めているところです。
ヘルム♂
7月初めて放飼場へ出た時の様子

「すい」♀死亡という深い悲しみを乗り越えて、7月30日にはアジアゾウが来園して1年を迎えました。
この日を無料開園として特別イベントを開催。
来園から1年の4頭のお話しと“1”をデコレーションしたエサのプレゼントを行いました。

左:母・ゆずは、右:子・わかば

あお♂
2025年7月30日撮影

9月はルリコンゴウインコのヒナが孵化!
父はラピス、母はブローで、ラピスも口移しでエサをヒナに与えるなど育児に参加中です。
暖かくなる頃には巣箱から出て、元気な姿を見せてくれるはずです。
孵化後、約1カ月半の様子

繁殖期(冬~春)に向けた「令和7年-8年ツシマヤマネコ飼育下繁殖計画」に基づき、ツシマヤマネコの転出入が毎年11月~翌1月に行われるのですが、今年は当園生まれで、約4年間展示個体として親しんでいただいた「アカツキ」♂が那須どうぶつ王国へ転出しました。
アミメキリンの「ニコ」同様に、お別れガイドには多くのご来園者にお集まりいただきました。
アカツキ♂
2025年8月撮影

「アカツキ」お別れガイド開催時の様子

今後は、母の「妃(ひめ)」が展示棟へ引っ越して「アカツキ」に替わり、当園が取り組む<生育域外保全>の普及などに展示個体として登場することになります。
妃(ひめ)♀

また、「りょう」♂が名古屋市東山動植物園へ転出、「優芽(ゆめ)」♀が九十九島動植物園より、「ジミー」♂がツシマヤマネコ野生順化ステーションより来園しました。
りょう♂
優芽♀
ジミー♂

12月は、チンパンジー「ジュンコ」♀が岡山県の池田動物園より来園。
元気に過ごしていて、これから休園日に屋内展示室、放飼場へ出していき、一般公開に向けて少しずつ施設にも慣れていってもらう予定です。
「サクラ」&「パンジー」母娘、「アツシ」♂、「カコ」♀の4頭とも良い関係が築けるよう、温かく見守ってもらえると嬉しいです。
ジュンコ♀
来園直後、寝室での様子

別れもあり、新しい仲間もこのように加わりました。

そして、動物園は年越しに向けた準備が大詰めです。
施設係が担当する門松は、レッサーパンダ舎裏手の竹林から、竹を切り出すところからスタートしました。年末の設置作業に向けて、準備が整っているところです。(枝葉はレッサーパンダ、アジアゾウへ!)
調理室の大掃除も終えました!
動植物園は、明日12月29日(月曜日)から1月1日(木曜日・祝日)まで休園です。
年始は1月2日(金曜日)から開園、『新春お年玉イベント』を開催します。


来年の干支“午” 
グラントシマウマ「ミズキ」♀

来年も変わらず、福岡市動植物園をよろしくお願いいたします。
皆さま、どうぞよいお年を!

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