春の訪れ🌸、ユリカモメの衣替え

突然ですが、
ユリカモメの顔が黒くなりました。

こちらが↓ほぼ普段のお姿。
可憐で可愛らしいユリカモメは、
福岡市の市鳥としてもメジャーな鳥です。

(3月始め頃、もう完全に黒い…)

実は暖かくなると、お顔だけガングロちゃんに変身します。

そんな子に育てた覚えはないちゃばってん…、と
思わずつぶやいてしまうその姿、
なんとも言えない味わい深さがあります。
途中経過はこんな感じでまだらでした。
(完全黒より約一週間前)
このガングロ現象は換羽によるもの。
個体差はありますが、
早くて2月頃から生え変わりが始まるとされています。
(さらに二週間ほど前。よく見るとうっすら変化しています。)

ユリカモメは渡り鳥(冬鳥)の仲間。
冬鳥たちは秋~冬にかけて渡来し、
春になると日本より北方で繁殖(子育て)します。
日本でもよくみかけますが、その分布域はとても広いと言われています。
(さらに一週間ほど前、なんとなく兆しが見えたころ)
顔が黒くなると、繁殖期になり、
繁殖可能な成鳥の印でもあります。
(記録しはじめです。一月末撮影。妙な貫禄が…。)

日本全国で見かける冬鳥で、実は福岡以外でも、
自治体の鳥として多くの地域にて親しまれている鳥です。

そんな身近な鳥でありながら、暖かくなると移動するため、
こんなガングロなお姿は公園などの野生では
案外眼にする機会が少ないようです。

公式インスタグラムの動画も、よかったらご覧ください♪
@fukuookazoo

動物園ならではの春の訪れなのでした。

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