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5月, 2018の投稿を表示しています

『カワウソの日』特別ガイド♪

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5月の最終水曜日(今年は5月30日)は『世界カワウソの日(World Otter Day)』です。 福岡市動物園には8頭のコツメカワウソが暮らしています。 そこで当園でも『世界カワウソの日』に特別ガイドを開催しました。 『世界カワウソの日』とは…。 カワウソ亜科13種の保存を目指し活動する海外の団体のThe International Otter Survival Fund(『国際カワウソ生存基金』)がカワウソたちの現状について啓発する目的で、毎年 5 月の最終水曜日を「世界カワウソの日(World Otter Day ワールド オッター ディ)」と制定しました。 今年は,日本各地の動物園・水族館でも,啓発イベントを開催。共通のイベントポスターを作るなどし,この『世界カワウソの日』を盛り上げています。 ということで当園のイベントですが, 平日にもかかわらず,たくさんの皆さんに参加していただきました。 特別ガイドでは通常のエサやりに加えて,世界や日本でのカワウソの現状,そして当園で飼育しているコツメカワウソたちのお話をしました。 こちらはガイドを(エサを?)待っているカワウソたちです。 カワウソの現状の話では,かつて日本に生息し,絶滅したといわれる「ニホンカワウソ」が昨年,対馬で見つかった!というニュースが話題となり,メディアに取り上げられました。 しかし,残念ながら「ニホンカワウソ」ではなく,朝鮮半島にいる「ユーラシアカワウソ」という説が濃厚とのことです。(朝鮮半島から対馬まで50キロを泳いで渡ったのではとの話も出てました。) (ちなみに写真は当園のコツメカワウソです。) そして,撥水性がよく強度もあったカワウソの毛は,毛皮としての需要もあり,乱獲が行われていたとの話もありました。 (近年ではそうした毛皮目当ての乱獲は減ったものの,海外では漁場を荒らす害獣という扱いをする地域もあり,絶滅の危機は続いているそうです。) こうしたカワウソたちの厳しい現状を知っていただくことも,今回のガイドの目的の一つです。 そして,当園のコツメカワウソたちの紹介です。 当園でも水中トンネルをする~っと通り抜けたり, ガイドの時には飼育員にエサをねだる姿が可愛らしいと来園者の皆さまに親しんでもらっています。 しかし,彼らは単

ツシマヤマネコの赤ちゃん,生後3週間経ちました。

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5月4日に生まれたツシマヤマネコの2頭の赤ちゃんも生まれて3週間になりました。 順調に成長しているようです。また,担当飼育員から子ネコたちの生後3週間の様子の報告も届きましたのでご紹介します。かなり大きく成長していますよ。 赤ちゃん2頭がじゃれあったりしてる様子もみられる動画↓もUPしましたので,こちらもご覧ください。 『生後3週間がたちました!』 ツシマヤマネコの双子の子ネコが生まれて、3週間が経過しました。 おかげさまで子ネコはスクスクと成長しています。 子ネコたちは目がぱっちり開いて,巣箱の中で元気にじゃれあっています。 飼育員も監視カメラでしか子ネコの様子を見ることができませんが、先日寝室の前を通った時に子ネコの甲高い元気な鳴き声を聞きました。 5/18には出産した巣箱から寝室に設置しているもう一つの巣箱にお引越しをしました。 突然子ネコをくわえたので何をするのか見ていると,一頭ずつ運び出していました。 巣箱を移動する行動はネコ科の動物にはよく見られることで,野生では生後3~4週目にオスネコや捕食者から襲われるのを守る為の行動と言われていますが,ちょうどその時期気温が高く,もう一つの巣箱は屋根が無くオープンな巣箱なので子ネコが暑くならないように考えて移動させたのかもしれませんね。  しばらくして5/22には出産した巣箱に再び戻ってきて子育てをしています。 もうすぐ子ネコたちが外で走り回るようになるといろいろと気を配ることが増えてくるので,母ネコ「ひめ」の子育てはまだまだ続きそうです。

動物サポーター限定企画「春のバックヤードツアー」を開催しました。

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本日(5月27日),動物サポーター限定の人気イベント「春のバックヤードツアー」を開催しました。 今回もたくさんのご応募をいただき,ありがとうございます。 参加者の皆さんが10のコースに分かれて,普段は入ることができないバックヤードに入り,飼育担当員のガイドを聞きながら,動物たちをより間近で感じてもらうツアーです。 今回は,その中の1つのコースのツアーをご紹介します♪ ツアーの最初にアムールトラの「 カイ」(オス)の獣舎を見学です。 「カイ」も遠くからツアーの様子を何事か?と見守っています。 寝室に直に入って見学します。 寝室には,爪とぎもセットされています。 高いところから低いところまで,爪を研いだ跡が!迫力がありますね。 続いては,チンパンジー舎へ。 バックヤードを進んでいくと… 「サクラ」(メス)と「パンジー」(メス)が近づいてきて,檻越しに覗いてましたが, こちらが気になるのか,葉や枝を落として,アピールしてきます。 こちらは,寝室です。 冷蔵庫をのぞいてみると… なかなか美味しそうなものが揃っています。 そして,こちらの曲がった鉄の棒はなに? なんと,チンパンジーが曲げたという鉄の棒でした! 参加者の皆さんが試しに挑戦しますが,びくともしません。 チンパンジーの握力は300kgくらいあるとのこと!! すごい力ですよね。そんな話も聞けました。 最後は,放鳥舎です。 バックヤード側に行って,普段とは逆から見てみると,いつもよりも広く感じられました。 こちらは,フラミンゴのエサ。オキアミとキビナゴです。 こちらは,トキ専用のエサ。 他にも,カモ,カモメ,ハトなどたくさんの鳥たちにそれぞれエサが用意されています。 最後に,放鳥舎の激レアなチュウシャクシギの姿が! ひょっこりと可愛らしい姿を見せてくれました。 その他のコースの様子もちょっとご紹介。 こちらはウンピョウ舎のバックヤードで寝室を見学中です。 ツシマジカ舎ではエサやり体験。 は虫類舎に入る前に,飼育員からクイズ。 見事,正解して,は虫類舎に入ります。 は虫類のエサの説明です。こちらもフルーツがたくさんです。 裏側から動物たちを観察しました。

イベント告知|5/30(水)は『カワウソの日』特別ガイド開催♪

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5月30日(水)は『カワウソの日』です。 イギリスにある「The International Otter Survival Fund(国際カワウソ保護(生存)基金)」により,5月最後の水曜日を『世界カワウソの日(World Otter Day)』と定められました。 この日は,絶滅の危機にあるカワウソについて,現状を知ってもらい,保全に繋がるよう,国内だけでなく,世界中で様々なイベントが行われています。 福岡市動物園ではコツメカワウソを8頭飼育しています。 そこで,飼育しているコツメカワウソのことやカワウソの生態のことなどを知っていただくために,5月30日(水)13時30分より『World Otter Day(世界カワウソの日)特別ガイド』を開催します。 → HP『世界カワウソの日』特別ガイドを開催! 小柄で可愛らしい姿に似合わず,俊敏で時にユーモラスな行動をするカワウソ。 当園でも水中トンネルをする~っと通り抜けたり,ロープにぶら下がっては、ぐるぐ~ると回る姿で来園者の皆さまに親しんでもらっています。 最近ではとても人気のある動物ですが,保全的観点から見るとカワウソの現状ってどうなっているのでしょう。 絶滅の危機にあるのはなぜなのでしょうか? 本来,彼らが持つ行動・習性などにも目を向けて多くの人にカワウソのことをお伝えしたいと考えております。 また,こんな遊び道具も新設しました。 流しそうめんなんかでおなじみの「竹」です! ここを滑り台のように遊んでほしくてと…飼育員。 おお,滑るのか?滑ってくれるのか!! …素通り…。 てな具合に今は無関心でございます。 カワウソの日,ぜひご来園ください! ==================== 【日時】5月30日(水)13時~ 【場所】コツメカワウソ舎 詳しくは → HP『世界カワウソの日』特別ガイドを開催! ================ ※天候不良や動物の体調により内容を予告なく変更・中止することがあります。あらかじめご了承ください。

今週のTNC『どうぶつめいし』はシロテテナガザルのキナコが主役♪

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今週5月27日(日)の TNC『どうぶつめいし』 (毎週日曜日の朝6時10分放送)はシロテテナガザルのメス「キナコ」が登場! いたずらっ子(飼育員談)の「キナコ」。 混合飼育でオランウータンのオス「ミミ」とのシーンや,最近練習中のイチゴキャッチなどを撮影してもらいました。 なんでも,この番組の監督さんは「キナコ」の大ファンだったとか^^ 可愛らしく撮ってもらったかな? というわけで 『どうぶつめいし』を見て会いたくなったら, 動物園へレッツゴー! *****番組概要***** ・番組名:どうぶつめいし ・放送局:TNCテレビ西日本 ・放送日時:毎週日曜日あさ6時10分~(5分番組)   →番組ホームページはこちら **************

ホンドテン「クメハチ」はどこ?

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当園で暮らすホンドテンのオス「クメハチ」。 見た目はイタチによく似ていますが,イタチよりも体が大きくて,耳の形がはっきりと外に出るのが特徴です。 そして,夏と冬で体毛の色が違います。 ちなみに写真は夏毛です(2017年7月に撮影)。 そんな北園の奥にある「ホンドテン」の獣舎(タヌキやキツネ,イノシシとの並び)に,飼育員お手製の,こんなカワイイ看板ができています。 『階段を上ってのぞいてみてね』 というわけで横にある階段を上ってみると…。 『ここにいるかも』 おや?もしや,あの右上の巣箱? この箱は半年ほど前に設置しました。 ですが,飼育員によると最初の一か月はなかなか入ってくれなかったそうです。 いました! うーん,かわいい。 この巣箱にいたり,下の箱の中で,お気に入りの麻袋にうもれているそうですよ。 このカワイイ看板ですが,実は同じ内容のものが前から貼ってありました。 でも,あまり気づかれていない様子に,ただでさえ小さくて見つけにくいテンが見てもらえるようになれば…と飼育員が工夫したようです。 というわけで「クメハチ」はここにいました^^ ぜひ,会いにきてくださいね!