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8月, 2023の投稿を表示しています

おかげさまで開園70周年♪

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福岡市動物園は、2023年8月22日(火)に開園70周年を迎えました! そこで、まずは動物たちとお祝いです。 長く親しんでいただいている カバのタロー♂とマレーグマのサニー♂へ感謝を込めて 美味しいもののプレゼント🤗 タローはすぐ出てきてくれず、 スイカを食べたらプールに入っちゃいました。 もちろん、マチ♀にもおすそ分け また、先着700名さまには 記念ノベルティ、2023年の「夜の動植物園 」 メインビジュアルのイラスト(作:北村直登氏)ステッカーを配布! はい、園長はさっそく携帯の裏に貼っています。(自慢気♪) 今後は、2024年7月末まで 毎週日曜日・祝日に先着100名さまへ 記念ステッカーの配布あり♪(配布場所:動物園正門総合案内所) 毎月、異なる絵柄の記念ステッカーになりますので 楽しみにお待ちください! ちなみに、9月に配布するステッカーの絵柄は ヒョウに決定しています! そして、【福岡市動物園開園70周年記念サポーター】を 8月22日から1年間の期間限定で創設しました。 上記の記念ステッカーと記念サポーターの詳細は 動物園HP / お知らせ(開園70周年企画 第二弾)をご覧ください。 https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/news/detail/1324 その他、開園70年の歩みを振り返る「記念パネル展」をエントランス施設、 動物情報館ZooLab内にて開催中です。 また、ツシマヤマネコモニターを今月より設置!   (株式会社 近代プラント様より寄贈) 長年取り組んでいるツシマヤマネコの繁殖は 生物多様性保全の観点から高い関心を持たれています。 70周年に合わせて、展示していない繁殖施設内にいるツシマヤマネコの様子を ライブで見ることができるモニターを常設し、 来園者の皆さまにも観察いただけるようにしました。(動物情報館ZooLab内) 福岡市動物園は1953年に開園し、 以来、70年も続いたのは この日のように動物園に来て動物たちと親しんでくださる方々、 市民の皆さま、関係者の皆さまに支えられてこそです。 皆さまに感謝いたします。 なお、開園70周年企画はまだまだ続きます! 今週末(9月2日)の「夜の動植物園」では 2016年以来、「夜の動植物園」のポスタービジュアルを 描いていただいている画家の北村直登さんによる、記念イベ

8月19日は「国際オランウータンの日」

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8月19日は「国際オランウータンの日」です。 当園では、ボルネオオランウータンを2頭飼育しています。 そこで少し真面目な話をします。 <オランウータンについて> 現地の言葉で「森の人」を意味するオランウータンは、東南アジアに浮かぶスマトラ島とボルネオ島にしか生息してない大型の類人猿です。 他の類人猿とは異なり、群れを作らず単独で生活するとても珍しい動物です。 採食する時も、寝る時も、 生活のほとんどを地上10m以上の樹の上で送ります 。 そのため、長い腕や柔らかい関節、そしてとてつもない握力を持ちます。 これはリキにヨーグルトを与えた際に、取られて曲げられたスプーンです。 自然界でのエサは、主に果実や木の皮と葉、ときには虫などを食べ、木の枝を折って作った自作のベッドで寝ます。 オランウータンはボルネオ島に生息するボルネオオランウータン、 スマトラ島に生息するスマトラオランウータン、 そして2017年に新しく見つかったタパヌリオランウータン(スマトラ島に生息)の3種類がいます。 しかし、 いずれのオランウータンも絶滅の危機に瀕しています。 1900年にはスマトラ島とボルネオ島合わせて約32万頭以上いたとされていますが、現在では合わせて7万頭ほどしかいません。 <オランウータンと森> 彼らが絶滅の危機にある要因のひとつに、生息域である森が減少していることがあげられます。 生活のほとんどを樹上で生活する オランウータン=「森の人」 にとって森がなくなることは死活問題です。 様々な問題がある中、今回は「森」に絞ってお話しします。 ではなぜ、彼らの暮らす森が減少しているのでしょうか? <森林破壊とパーム油> 皆さんは「アブラヤシ」という植物を知っていますか? アブラヤシとはパーム油という油を取るために 東南アジアを中心に育てられている植物 のことです。 このパーム油、なんと世界で一番多く使われている植物油なんです。 それもそのはず、パーム油は食品、洗剤、化粧品など、多くの生活用品に使われています。 栽培や採取に適していて、加工しやすい便利なパーム油。 当然、その原料には、たくさんのアブラヤシが必要になります。 そのため元々あった森を切り開き、プランテーション(巨大なアブラヤシの農園)を作りました。 写真は基然と植えられたアブラヤシのプランテーションです。 色は緑ですが、ここは

2023夏「夜の動植物園」がスタート!

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夏の人気イベント「夜の動植物園」が 8/5(土)に初日を迎えました! 飼育員によるZOOスポットガイドに加え、 「夜の動植物園」のイベントとしては初、 今年のGWに好評だった『動物たちのもぐもぐタイム』も開催♪ 動物たちそれぞれのエサの食べ方、動きや表情を観察していただきました。 また、昨年より早い時間(16時~)からのイベントスタートで 夕方の時間帯は、小さなお子さま連れのご家族が多くご来園されていました。 →HP: 「夜の動植物園」スポットガイド&もぐもぐタイム(次回 8月12日開催) そして、動物情報館ZooLabでは 8月4日の『国際フクロウの日』にちなんだワークショップを実施。 現役の人形師の先生に教わりながら 津屋崎のモマ笛(※)に、色付けをしました! ※モマ・・・津屋崎の言葉で「フクロウ」を意味します →HP: 動物情報館ZooLab「SDGzoo 光る虫よけ」(次回 8月12日開催) 9/9(土)まで、毎週土曜日に「夜の動植物園」は開催中です。 回を追うごとに、涼しい時間帯も長くなりますので 夜ならではの動物たちをぜひお楽しみください♪ 引き続き、皆さまのご来園をお待ちしております! HP: 2023夏も「夜の動植物園」を開催!

「動物園サマースクール」を開催しました!

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 夏の人気イベント「動物園サマースクール」。 7月27日(木)と30日(日)の2日間開催しました! 小学4年生から6年生を対象として 定員を超えるたくさんのご応募をいただきました。 ご応募いただいた皆さま、本当にありがとうございました。 さて、今回は当日の様子(一部)をご紹介。 各班に分かれて、様々な動物の飼育体験のスタートです。 まず、帯同したこちらの班は 参加者と飼育員が自己紹介をし合い、 (出身地・小学校、飼っている動物のこと等) ぐっと距離感が縮まり、緊張感も少し解れた模様^^ 初めて足を踏み入れるヒョウの獣舎内で、 ・体調管理の方法(管理表のつけ方) ・寝室の掃除 を体験してもらいました! 排泄物(ウンチ)の色や形状でその日の体調が分かるという 飼育員の説明に、皆さん興味深そうな様子でした。 寝室のウンチや食べ残しの掃き出し、 壁や床に水をかけて汚れを落とし、その水を切る作業、 一生懸命取り組んでもらい、寝室はとてもきれいになりました。 そして、調理室へ移動。 乾草保管庫、野菜室、冷凍庫をまわり、 エサ(馬肉)を計量、準備します。 それぞれの個体により、準備する量は異なり 2キロの馬肉は想像以上に重かったようでした。 次に、その馬肉をルナ♀へ飼育員が給餌します。 ルナは3頭のヒョウの中でも特に食いしん坊で、 馬肉の食いつきぶりに皆さん驚きの様子。 こんなに間近で、大迫力の食事の様子が見れるのも サマースクールならではですね。 最後は、オランウータンの寝室も見学です。 放飼場にいるリキ♂へ 凍らせたフルーツをあげる予定だったのですが… 参加者の多さに緊張したのか!? タワーからこちらに視線を向けるものの、 近寄ることがなかったリキ。 しばらく待つも終了時刻が近くなり、 参加者は移動することに。 その様子を確認してか(?)すぐにタワーから降りてきて 置かれたフルーツをちゃっかり手にしたリキは とても微笑ましかったです^^ 7/27(木), 30(日)参加してくださった 小学生のみなさん、暑い中ありがとうございました! 今回の体験が動物や動物園のことを 身近なこととして考えるきっかけになり 何より、夏休みの楽しい思い出になると嬉しいです♪