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今年も一年お世話になりました🐭

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本年、福岡市動植物園にお越しくださった皆さま、そして、個人サポーター、企業サポーターとしてご支援くださった皆さま、誠にありがとうございました。 動植物園は、本日12月28日(月曜日)から1月1日(金曜・祝日)まで休園とさせていただきます。 今年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、世界中で様々な対応に追われる一年となりました。福岡市動植物園でも、緊急事態宣言を受けて、2020年4月8日~5月18日まで臨時休園いたしました。 その間、来園したばかりのミナミシロサイ「ミライ」と「ミナミ」や、 レッサーパンダ「ハルマキ」の初々しい姿、 生まれたばかりのキリン「ニコ」の成長の様子などを直接ご覧いただくことができなくなったため、いつもより多くブログやSNSで動物たちの様子を発信しました。ご覧になった方からは、「癒された」「元気が出た」といった声の他、職員への応援の声も多くいただき、励みになりました。 その後は、皆さまにマスク着用や咳エチケット、こまめな手洗い、隣の人と距離をとるなどのご協力をいただきながらの開園となりました。 皆さまには、ご不便をお掛けしますが、引き続きご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。 年始は、1月2日(土曜日)から開園いたします。 1月2日(土曜日)からは園内のウシ科動物たちを紹介する「2021年は丑年!ウシのなかまのパネル展」、1月3日(日曜日)には、シバヤギとアラビアオリックスの「新春干支ガイド」を行います。 →詳しくはイベント情報をご覧ください。 ヤギやヒツジ、オリックスについて、え?ウシ科なの!?と驚かれるかもしれませんが、ウシのなかまです! ※1月2日に実施している毎年恒例の動物園「新春福引大会」、植物園の「お年玉プレゼント」については、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止します。 来年も福岡市動植物園をよろしくお願いいたします。 皆さま、どうぞよいお年を!

ツシマヤマネコ「あおば」と「こう」が移動することになりました

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ツシマヤマネコは野生の数が70~100頭と非常に少なく、絶滅の危機にあります。そこで、全国の施設で、毎年計画的に飼育下繁殖に取り組んでいます。 このたび、今年度の繁殖計画に基づき、福岡市動物園で生まれ育ったツシマヤマネコの「あおば」と「こう」を、12月5日に他の施設へ転出することになりました。 「あおば」オス(2歳) 生年月日:2018年5月4日(福岡市動物園生まれ) 移動先:西海国立公園九十九島動植物園 「こう」オス(1歳) 生年月日:2019年4月15日(福岡市動物園生まれ) 移動先:よこはま動物園ズーラシア 「あおば」と「こう」は、展示個体としても活躍してくれ、大勢の方から可愛がっていただきました。皆さま、ありがとうございました。 今後の展示個体としては、メスの「こまり」を予定しています。 「こまり」メス(11歳) 生年月日:2009年5月12日(福岡市動物園生まれ) 当面は、環境に慣れてもらうために、展示場をよしずで目隠しするため、ご覧いただけない状態となりますが、ご理解とご協力のほど、お願いいたします。 それでは、飼育員からのコメントをご紹介します。 「あおば」と「こう」は、飼育員の長靴を噛むなど、やんちゃな性格がそっくりな兄弟です。 (写真:あおば) この子たちがいなくなるのは少し寂しくなりますが、他の動物園に行っても、やんちゃぶりを発揮し元気に過ごして、ツシマヤマネコの未来のために貢献してくれることを期待しています。 (写真:こまり) 「こまり」は、これまで繁殖のため、非公開で飼育していましたが、高齢になったため繁殖対象から外れ、ツシマヤマネコ啓発のための一般公開対象個体となりました。  2020年現在11歳と高齢になってきましたが、食欲旺盛で元気に過ごしています。怖がりな性格で飼育員の前でもすぐに隠れてしまうような子ですが、今後は展示施設で、来園の皆様に愛されながら過ごしてもらいたいと思います。 皆さま、これからもヤマネコたちの応援をどうぞよろしくお願いいたします。

ホンドテンの名前が決まりました🐾

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ホンドテンは、本州、四国、九州の森林などに生息しているテンのなかまです。ここ福岡市動物園がある南公園でも野生個体の目撃情報があります。 そんなホンドテンのオス2頭が、今年8月22日福岡市動物園になかま入りし、この度名前が決まりましたので、ご紹介します。 名前は「タンタン」と「トントン」です! 「テン」→テンテン→タンタン、トントンといった具合に、タ行の中から響きの良さで飼育員が決めました。 どちらがタンタンで、どちらがトントンかというと…、飼育員でも2頭を区別するのは、非常に難しいです!! ホンドテンは、夏と冬で体毛の色が変化するので、さらに難しいです。現在は、頭部が白っぽい冬毛になっており、これは冬の景色にまぎれこませるためと考えられています。 まずは、10月中旬に撮影したこちらの夏毛バージョンの写真をよ~く見比べてみてください。 こちらがタンタン、 こちらがトントンです。 そっくりな2頭ですが、違いをお分かりいただけたでしょうか? 鼻がまっ黒な方がタンタン、 鼻に白い部分がある方がトントンです。 現在の冬毛バージョンでも確認すると…、 タンタン トントン 冬毛では、鼻先の黒色化が進み、さらに区別しにくくなりました…。 エサの時間に積極的な方がタンタン、遅れてやってくるほうがトントンというように、性格にも多少の違いはあるようです。 2頭は、今年の春に生まれたとみられ、まだまだこどもです。 好物のお肉をあげるときは大騒動!「キイイイーーーーッ!!」と鳴き声をあげて、てんやわんやです。 野菜を食べてるときは、比較的おとなしめです。 やんちゃ盛りのタンタンとトントンを、これからもどうぞよろしくお願いします。 また、福岡市動物園には、天然記念物のツシマテン「ちゅう」も展示しています。ホンドテンとツシマテンの両方をご覧いただけるのは、福岡市動物園だけです!ぜひ見比べてみてください。

福岡銘菓 にわかせんぺいがヤマネコになって、 福岡市動物園ギフトショッププチモンド限定で発売中!

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明治39年の創業以来、愛され続けている博多の銘菓「にわかせんぺい」。 優しい甘さと、ときを重ねても変わらぬおいしさで、皆様の思い出を物語るお菓子です。 にわか面で遊んだ経験がある方も、多いのではないでしょうか。その「にわかせんぺい」が福岡市動物園のギフトショッププチモンド限定で、園の人気者ツシマヤマネコになって発売中です! ヤマネコせんぺい3枚×3包 税込み550円 リバーシブルお面付き。表にわか面。裏側は… 是非ギフトショッププチモンドにてご確認下さい! ツシマヤマネコとは、対馬だけに生息する野生のネコです。約10万年前に当時陸続きだった大陸から渡ってきたと考えられ、ベンガルヤマネコの亜種とされており、1971年に国の天然記念物に指定されています。1994年、種の保存法により国内希少野生動植物種に指定され、1996年から福岡市動物園にて生息域外での飼育、飼育下繁殖が開始されました。体型は短足胴長で、耳の裏に白い斑紋(虎耳状斑)があります。 博多に息づく優しさを今に伝える 明治39年の創業以来、博多の情緒に想いを寄せながら、ひとびとに笑みをはこぶ銘菓にこだわり、そしてつくり続けた東雲堂の粋をおとどけします。

動物園写真コンテスト入選作品展開催中

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 「第43回福岡市動物園写真コンテスト」の入選作品を、11/29まで動物情報館ZooLabで展示をしています。 今年はコロナ禍の影響でいつもとは異なる日程ではありましたが、8月~9月に募集を行い、240点ものご応募がありました。 ご応募いただいた皆様、本当にありがとうございました! 厳正なる審査の結果、入選した24作品を展示しております。 上の写真は<園長賞>に選ばれた作品、 「パパの愛」(撮影者:南順子氏)です。 子キリンのニコ♂と、母リンダではなく、父ジュラとのツーショットという珍しい写真です。 <審査評> アミメキリンの父親ジュラと、今年2月に生まれた男の子ニコとの慈愛(溺愛?)に満ちた作品です。 フェンスが高く撮影が困難な場所ですが、上手く撮影し背景をアンダーにした事が良かった。 こちらは最優秀賞の<推薦>に選ばれた作品、 「なかよし」(撮影者:吉田博己氏)です。 ミナミシロサイたちの写真は、応募作品に大変多く、その中から選ばれた作品です。 <審査評> 厳ついミナミシロサイでも、この様な溺愛シーンが有るのか?と思うぐらい、ほのぼのとした雰囲気の作品に仕上がっています。 シャッターチャンス・ピント・露出・画面の切り取り方・背景処理等、全てが揃った、写真力が有る見事な作品です。 ※評は審査員の小林 敏夫氏(西日本写真協会 常任委員 監事 )より 他にも多数の素敵な作品が展示されています。 ご来園の際には動物情報館にお立ち寄りください。 → HP『第43回福岡市動物園写真コンテスト入賞者について』 【展示期間】 令和2年(2020年)11月17日(火曜日)~11月29日(日) 9時~17時(入園は16:30まで)※休園日を除く 【展示場所】 動物情報館ZooLab 多目的コーナー 【観覧料】 無料(但し,別途入園料が必要)

ありがとう!ひと足早い勤労感謝の日♪

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勤労感謝の日よりひと足早く、ご近所の幼稚園の皆さんが日頃の労をねぎらいに来てくれました♪ ねぎらいの言葉と、首飾りをいただきました! 園児の皆さん、ありがとうございます!! その後は、園児の皆さんからの質問タイムです。 まずは「なんの動物をお世話しているんですか?」ということで、職員がそれぞれ担当している動物をお答えしました。どうやらトラ・ライオンが特に人気の様子。また、動物園では動物のお世話をするだけではなく、施設の整備などいろんな仕事があることもお伝えしました。 他には、 園児「キリンさんは何を食べますか?」 職員「木の葉っぱを食べます。ほかにも乾燥した草や、ニンジンなどの野菜も食べます。」 園児「どうして動物のお仕事をしているんですか?」 職員「動物が好きだからです。動物がこどもを生むとうれしいです。死んでしまうときは悲しいです。」 園児「動物は冒険して、つかまえてくるんですか?」 職員「動物園では、保護したり、動物園で生まれた動物を飼育しています。捕まえにいくことはありません。」 などなど…、たくさんの質問にお答えしました。 質問タイムのあとは、ミナミシロサイのガイドです。 サイのツノの秘密をご紹介! ヤギやオリックスなどのツノと違って、顔の真ん中についていて、一生伸び続けます。 サイのエサの乾草を紹介して、 最後には、食べるところを見てもらいました。 おかげさまでスタッフ一同、元気をもらいました!! 園児の皆さん、本当にありがとうございました。またいつでも動物園に遊びにきてくださいね!

動物サポーター限定企画「秋のバックヤードツアー」を開催しました♪

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 昨日、11月15日(日曜日)は、秋のバックヤードツアーを開催しました。 このバックヤードツアーは、普段は入ることができないバックヤードを飼育員が案内する、動物サポーター限定のイベントです。 今回は、参加人数を減らし、受付時には検温するなど、新型コロナウイルス感染症対策を取って実施させていただきました。 ツアーは8班に分かれて、それぞれ別のルートで行いました。 ある班のツアーの一部をご紹介します。 まずは、スタッフ専用の道路を通りながらカワウソ舎へ。 知らない人が入ってきて、様子をうかがいに来たのか、シロテテナガザル「キナコ」が近づいてきました。 カワウソには魚をあげてもらいました。 次にシシオザルの見学。 こちらはスタッフもなかなか入ることのない獣舎裏側。 足場の悪い場所を歩いていただきましたが、鬱蒼とした森の中を探索している気分を味わっていただけたかも。 マレーグマには果物をプレゼント。 獣舎内では、下を歩くマチやサニーを見て、大興奮! 最後に、アムールトラ「カイ」とライオン「チャチャ丸」が、お肉を食べる様子をご覧いただきました。 この距離で見られるのも、バックヤードツアーならではです。 当日はとても良い天気で、楽しいバックヤードツアーになりました。 ご参加いただいたサポーターの皆さん、ありがとうございました。 残念ながら、惜しくも今回当選されなかった方は、ぜひまた次回のツアーへの応募をお待ちしております。 今回ご紹介したバックヤードツアーは2,000円以上の寄付をいただいた動物サポーターの方が応募できます。 申し込み多数の場合は抽選となります。 このバックヤードツアー以外にも、限定企画として、毎月1回「バックヤードガイド」を開催しています。 こちらは当日申込制(申込多数の場合は抽選)です。 興味を持たれた方は、ぜひこちらをご覧ください。 → 「動物サポーター大募集」 次回は来年の春に開催予定です。 皆様のご参加をお待ちしています!