イマコ、ありがとう
高齢のため、近年は巣箱で過ごすことが多かったホンドタヌキのイマコ♀ 時折、痙攣症状が見られたことと暑さ対策のため 8月下旬から病院で療養しておりましたが、9月8日に死亡しました。 エサの時間、巣箱からゆっくり顔を覗かせてくれたことが つい最近のことのようで、獣舎の前を通りかかっても不在の実感が湧きません。 「イマコちゃんは、タヌキなのですか?」という質問を、たくさん受けてきたほど、顔全体が真っ白なところがタヌキらしからぬイマコの特徴で、チャームポイントでもありました。 10年ほど前のイマコです。 年を追うごとに白さに磨きがかかったのは長生きしてくれたおかげもありますね。 好きな食べ物は鶏頭。 麻袋のクッションがお気に入りのようで、よくその上で寝ていました。 掃除のため、獣舎へ入ると近寄ってきて、足元をウロウロ。 飼育担当にとっては、日々の忙しい業務を忘れさせてくれる癒やしのひとときでした。 高齢ということもあり、健康状態を気に掛けてくださる ご来園者も本当に多く、最期までお心遣いをありがとうございました。 ホンドタヌキの野生下での最高寿命は、7~8年程度と言われています。 2010年9月25日の来園以来、14年もの間、たくさんの方々に応援していただきましたことにも感謝いたします。 飼育担当から、預かったたくさんのイマコの写真とともに、 皆様へ感謝もお伝えしたいのでブログにしてお届けすることにしました。 (時間がかかって申し訳ございません) こちらは病院で療養中のイマコ 最後の動画投稿は今年の3月Instagramでした。 →公式Instagram(福岡市動物園 @fukuokazoo) イマコ、ありがとう。 どうか安らかに眠ってくださいね。