3月1日は「サイチョウの日」

3月1日は、サイチョウの日です。
シワコブサイチョウ、カササギサイチョウの2種類を飼育している福岡市動物園でも、「サイチョウの日」特別イベントを開催予定でした。
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、当園でも人が集まるイベントは全面中止とさせていただいています。

そこで、せっかく用意したサイチョウクイズを、外出や人込みを控えている方々へお届けしたいと思います。

前置きが長くなりましたが、まずは『サイチョウの日』とはなんぞや?

サイチョウの日:希少なサイチョウに関心を持ってもらおうと日本動物園水族館協会が「サ(3)イ(1)」の語呂合わせで、3月1日に定めました。

 サイチョウ類は東南アジアに生息している中~大型の鳥で、クチバシの上にサイの角のような突起があることから「サイチョウ」と呼ばれています。

国内の動物園(日本動物園水族館協会の加盟園館)では、サイチョウ類は(サイチョウ・カササギサイチョウ・オオサイチョウなどなど)30羽ほどしか飼育されておらず、絶滅の危機にある動物なのです。

ではでは、サイチョウってどんな鳥かご存知でしょうか?
ここからは、ちょっとだけクイズ形式で進みますよ~♪


Q,シワコブサイチョウはどちらがメスでしょう?




こちらはオスの「トト」


こちらがメスの「キッキ」です!
鳥は鮮やかで派手な方がオスの場合が多いですね。







Q,サイチョウの名前の由来はなんでしょう?

1) ヤサイが好きだから
2) 羽の色彩がチョウのように鮮やかだから
3) くちばしの上の部分がサイの角みたいだから


A) 正解は・・・・3番です♪
どうでしょう、サイの角に似てますか?

こちらはメスのシロサイです。
え?角が泥んこでよくわからない?

<サイチョウの特徴 その1>
くちばしの上にある、このバナナのような突起は「カスク」と言います。

●鳴き声を増幅させる役目があると言われている
●重そうだが、中はスポンジ状になっていて軽い
●ケラチンという、動物の爪や毛、くちばしなどを構成するタンパク質でできている(サイの角と同じ)

などと言われています。


こちらは当園に暮らすカササギサイチョウ(メス)です。

シワコブサイチョウのキッキ(メス)。

特徴的なくちばしの「カスク」、ご確認いただけましたか?

<サイチョウの特徴 その2>飛ぶとき大きな羽音をたてます
こちらは以前アップしたシワコブサイチョウへのエサやりの動画です。
飛び立つときに汽車のようなシュッ、シュッとした音がわかりますか?

サイチョウの数が減っているのは、カスク目当ての密猟や、森林伐採による熱帯雨林の減少と言われています。
サイチョウという鳥について、興味がわいた方は、ぜひ彼らについて調べたりしていただけると嬉しいです。
知ることは保全の第一歩です。

そして、外出を控えている皆さま、サイチョウの日にこうしたクイズなどをご家族で、楽しんでいただけると幸いです♪


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