コツメカワウソの育児日記(その1)

コツメカワウソが生まれてもう2週間が過ぎようとしています。

そこで、これまでのコツメカワウソの成長記をまとめました。

みんな大好き!かわいいかわいいコツメカワウソの赤ちゃんと、
初めての子育てになるリラお母さん&ふく太お父さん、そして担当飼育員の奮闘ぶりをご覧ください♪

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■育児初日(8月5日)
リラちゃんがわが子を抱きかかえています。時々おしりをなめて排泄をさせていました。

手前にいるのがふく太パパ。ちょくちょくと育児に参加しています。
このときは子どもの頭数をまだ4 頭までしか確認できていませんでした・・・

ちなみにリラとふく太が子育てをする場所として選んだのは、
担当者(私)が準備した巣箱の下(高さ20cm)でした・・・

巣箱の中が広すぎたのかもしれませんが、一応巣箱があってよかったということにしておきましょう。
(そういうことにしておいてください・・・)


■育児2日目(8月6日)
この日は担当者があまり見られなかったのと、なかなか見えるところへ出てくれなかった
ため画像はありません。

ふく太くんは一人でぽつんとしていることが多かったです・・・
この時点では子どもの頭数が5頭確認されていました。


■育児3日目(8月7日)
ふく太とリラの子育てもだんだん慣れてきました。

子どもたちの成長のチェックもしたかったため、親から離してひとまずちゃんとした頭数チェックと体重をはかりました。

巣箱の下の巣に手をつっこみ1頭ずつ確認しながら取り出していくと・・・

なんと、6頭もいました!!!!!!

はじめは2頭産んで、その2頭が育ってきたくらいにもう2頭という流れが理想かなぁと思っていたので、6頭目を見つけた瞬間唖然となりました。

そんなことはさておき、標準よりも頭数が多いのと初めての育児というのがあり、みんながうまく育つかどうかが心配です。

実際にコツメカワウソのおっぱいは4つしかないので、2頭があふれてしまうことになります。


■育児4日目(8月8日)
そして4日目…恐れていたことが起こってしまいました。

朝行くと2頭が授乳できておらず、息がありませんでした。

6頭の赤ちゃんが生まれましたが、初めての出産・育児ということと、頭数の多さによって授乳できなかった2頭が、4日齢で亡くなりました。
(コツメカワウソの出産頭数は1~6頭で、2頭で生まれてくることが多いといわれていま
す。)

急いでほかの子たちの体重をはかったところ、体重が増えていない一番小さい子がいました。
もし授乳できていなかったらその子も危ないと思い、その日に人工保育を行うことに決めました。

この子です。4日目にして、生まれてきたときくらいの体重でした。

その日の午後に、初めて授乳しているのを目でみることができました。

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悲しみを乗り越えて、ふく太・リラ家族はたくましく生活しています。

続きは「コツメカワウソの育児日記(その2)」で!

近いうちに更新します♪

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