ニホンザルの赤ちゃん人工哺育記(後編)
育児放棄した母ザルに代わり、人工哺育をすることになった担当飼育員。
しかし、成長したサルをサル山に戻すこともできず…引き取り先を探すことに。
そんなニホンザルの人口哺育記の後編。完結編です!
動物園内で、猿まわしの方を知っているという人がいたので、ダメもとで連絡してみました!
そうしたらぜひとも引き取りたいと言ってくださって、すぐに動物園に来てくれました。
猿心さんというさるまわしの方。
これから3週間ほど旅に出られるところだったので、
これから3週間ほど旅に出られるところだったので、
動物園に寄ってくださったのですが、書類の手続きが間に合わず、
旅から帰ったら引き渡すことになりました。
それまではしばらくお母さん代行は続けることになりました。
10日目(5月27日)。
赤ちゃんも自分の未来に安心したのか、ミルクを飲むのも上手になってきて、
体重が増え始めて523gなりました。飲む量も20gを超えはじめました。
オムツは人間の女性用ナプキンを付けています。
13日目(5月30日)。
哺乳瓶の乳首を人間用のものに変え、
一気飲みをしてくれるようになったので、ミルクの時間が短縮できました。
19日目(6月5日)。
体重が606gとなり、やっと最初の体重に戻りました。
本来なら、おっぱいの時間じゃなくてもお母さんの乳首をずっとくわえていることが多いのですが、
そういうわけにはいかないので、代わりに指しゃぶりをよくしています。
赤ちゃんの引き取り先に決まった、さるまわしの猿心さんから、
名前を決めたと連絡がありました。
命名 『朋(とも)くん』です。
そして、段ボールでは脱出できるようになってしまったので、ケージにお引越ししました。
23日目(6月9日)。
体重638g。よく動きます。探検大好きで、本当によく動きます。
猿心さんから、最初に言っていた日にちより早くに引き取りに来てもいいかと連絡があり、
急きょ翌日にお別れすることに決まりました。
体重638g。よく動きます。探検大好きで、本当によく動きます。
猿心さんから、最初に言っていた日にちより早くに引き取りに来てもいいかと連絡があり、
急きょ翌日にお別れすることに決まりました。
猿心さんは、太宰府天満宮などを中心に活動されているそうです。
朋くんもこれから頑張って欲しいと思います。
朋くんもこれから頑張って欲しいと思います。
朋くん、元気に育ってね!