世界バクの日!特別企画を開催しました!
4月27日は「世界バクの日」です。
「世界バクの日」は、開発のため生息地が減少し、絶滅が危惧されているバクの現状を多くの方に知っていただくために設立されました。
2頭のマレーバクを飼育している福岡市動物園でも世界バクの日にちなんで、4月29日(木曜・祝日)に特別ガイドを開催しました。
こちらが、マレーバクのジュリ(オス・32歳)、国内最高齢です。
こちらが、ユメコ(メス・29歳)です。ユメコも国内のメス最高齢記録を更新中と、どちらも立派なご長寿です!!
ブラッシングされるのが大好きなジュリ。とっても気持ちよさそう…
ガイドでは、ジュリとユメコの紹介のほか、バクをはじめとする野生動物の生息地が減っていること、そしてそれが私たちの生活に関わりがあることをお話ししました。
例えば、私たちは日常的にパーム油を使用することが多いですが、多くの野生動物が住むアジアの森林がパーム油の原料であるアブラヤシの畑(プランテーション)に置き換わっている現状があります。
環境にやさしい製品を使用するなど、一人一人が生活を見直していく必要があるのではないでしょうか。
また、動物情報館ZooLabでは、4月24日、25日に、バクのキーホルダーを作成するワークショップを開催。素材は、ジュリとユメコも食べている園内のアラカシ、ヤマモモ、クロガネモチといった木の枝です。
みんな、上手にできたかな?
さらに、バクについてより深く知ってもらうため、解説と啓発のパネル展示も行いましたので、一部ご紹介します。
当園のバクを通して、バクや野生動物の保全について、少しでも考えていただけたら嬉しいです。