カイ、ありがとう

アムールトラ のカイ♂が6月4日(木)に死亡しました。
2007年4月23日に来園して、飼育期間は19年1カ月、
死亡時の年齢は20歳、国内のアムールトラの中で最高齢でした。

















その日の朝、飼育員が獣舎へ到着すると
寝室の中で立ち上がり、放飼場へ通じるシュートの扉が開くのを待っていたカイ。
ここ数日と変わらない様子で
飼育員数名に送り出され、放飼場へ出ていきました。











(写真向かって左:カイ♂、右:ヒューイ♂)

その後、体調が急変したようで、飼育員が獣舎へ戻った時には動かなくなっていました。

皮下補液や投薬による健康管理を続けながら
3月から寝室で過ごしてきたカイ。
体調が少し落ち着いてきたこともあり、5月25日(月)の休園日から
その日のカイの体調と気候(温度)を見ながら
放飼場で過ごす時間を設けてきました。

























放飼再開初日は、真っ先にプールへ向かい
しばらく水浴びを続けました。
「カイ、気持ちいいね〜、よかったね〜」と
その様子を観察していた飼育員からたくさんの声が掛かり
その後も獣医師や他の職員が入れ替わり立ち替わり
久しぶりの放飼場でのカイは、たくさんのスタッフに囲まれ
トラ舎はいつも以上に温かい空気に包まれました。






















減らしていたエサの量を少し増やしてみようかと
飼育員も考えるほど、一時期より体調が上向いていた矢先でした。

豪快にプール内でブイで遊ぶ姿、
放飼場から寝室へ中々戻らなかったこと
以前いたメイ♀との同居時、メイが警戒からなのか攻撃的に
カイへ向かっていっても、やり返すこともなく静かに紳士的だったこと
飼育員と二人三脚、トレーニングを日々重ねて
健康管理のための処置にとても協力的だったこと
きりっと凛々しい横顔…
たくさんの魅力で当園の人気者でもあり、
2007年の来園以来、みなさんに親しんでいただきました。









































































カイを通して、アムールトラが世界最大級のネコ科動物で
絶滅危惧種であることを知っていただいた方も多いのではないでしょうか。

高齢ということもあり
通常の展示を中止した際、その後の再開時には
応援と心配とお気遣いの声を多数いただき、ありがとうございました。














































































献花台への花とメッセージの数々にも御礼申し上げます。













カイ、長い間ありがとう。
安らかに眠ってくださいね。


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