2016年1月31日日曜日

ほめて伸ばす!ハズバンダリートレーニング

みなさんは「ハズバンダリートレーニング」という言葉を聞いたことがありますか。

トレーニングというと“忍耐”や“根性”、“努力”など、
動物にたくさん“我慢”をさせてかわいそう、と思ってしまわれがちですが、
このトレーニングは動物が自ら動くものです。

しかもお仕置きなどの罰を与えるものではなく、
ほめたりご褒美をあげたりして動物たちが喜んで行動します。

また、あくまで動物の健康管理のために行っているものであって、
芸などをさせることが目的ではありません。

水族館ではかなり前から行われてきましたが、
ここ最近では動物園でも積極的に行われるようになってきました。

ここ福岡市動物園でも、ゾウやキリンなどたくさんの動物で、
ハズバンダリートレーニングを行っています。

その中でも今回は、サルたちのトレーニングを紹介します。

トレーニングは基本的に、
「サインを出す」→「こちらが望んでいる行動を動物がする」→「ホイッスル」→「ごほうび」の流れです。

やるかやらないかの選択は動物にあって、
無理矢理させるのではなく、動物が楽しんで行っているのが特徴です。 

トレーニングを行っているサルは、ブラッザグエノン3頭とダイアナモンキー3頭の計6頭です。

サルによってトレーニングの進み方に差はありますが、まず体重測定を行っています。
体重は全ての動物の健康管理の第一歩になるからです。

ダイアナモンキー、クラリちゃんの体重測定です。

飼育員が動物の体を触れるようになる前段階として、タッチを行っています。
野生動物にとって他の種類の動物に体を触られることは捕食される時、
つまり食べられてしまう時なので、時間をかけて進めていきます。

ブラッザグエノン「レン」君のハイタッチです。

このレン君のハイタッチは、新春福引大会の1等だったのでご存知の方も多いかと思います。


レン君は小さい頃から“てんかん”と思われるけいれん発作を何度も起こし、
膝蓋骨(しつがいこつ。ひざのお皿の骨)を骨折していたりもしてジャンプが上手にできません。
また、繁殖させることが出来ないので、ずっとひとりなのです。
そのせいもあってかとても人懐っこい性格で、トレーニングをとても楽しんで行ってくれていました。

ハズバンダリートレーニングは誰かひとりがサインを出して出来るものではなく、
きちんとサインを出せば誰でも出来るようになっているものなので、
レン君と色々な人にハイタッチをしてもらえるようにすることにしました。

というのも、レン君がけいれん発作を起こさないようにするため、
刺激のない落ち着いた生活をさせるように考えてはいましたが、
毎日ただご飯を食べて寝ての生活は、私たち人間でも面白くないものです。
なので、いきなり大きな刺激を与えるのでなく、日々問題のない程度の刺激があることで、
少しだけ刺激のある日常に慣れてもらおうと考えました。

とはいえ温厚なレン君も“サル”なので、いきなり来園者の方と接してもらうのは怖いです。
そこで担当でない飼育員や、飼育員以外の動物園職員、私服を着ている獣医さんを経て、
サマースクールの小学生、職場体験の中学生など色々な人にハイタッチをしてもらいました。

福引大会当日は今まで経験のない取材のカメラマンがいる状態でのハイタッチだったので、
レン君も少し戸惑っていましたが、誰でもサインを出せばハイタッチをしてくれるようになりました。

それから本来の目的でもある体を触ることも、少しずつ出来るようになってきています。
トレーニングを行うことで1頭1頭の動物に接することになるので、
ちょっとした違いをすぐに発見できるようになりました。

『ほめて伸ばす』というこのハズバンダリートレーニングは、
動物に限らず、夫婦生活や子育てなどヒトの生活の中にも応用できると思いますよ。

皆さんもぜひ、『ほめて伸ばして』みてください!

2016年1月30日土曜日

『週刊文春』に、出てます。

『週刊文春』最新号に…出てます!
カワウソが!

ということで、

週刊文春の最新号(1月28日発売「2月4日号」)の
「赤ちゃん動物園」というコーナーで、
全国の動物園のカワイイ赤ちゃんが紹介されています。

福岡市動物園からは、昨年10月29日うまれのコツメカワウソが登場!

ぜひご覧ください。

2016年1月29日金曜日

明日1/30も開催!『合格ウンチ御守り』プレゼント

福岡市動物園の受験生応援企画!
アジアゾウ「はな子」のウンチでつくった『合格ウンチ御守り』をプレゼントします。

今日1月29日(土)と明日1月30日(日)の開催(時間・枚数限定)です。
(写真は今日のはな子。泥あびを楽しんでいましたよ)

今日は雨の中、開園直後にこの行列。
皆さん本当にありがとうございます。

ゾウのウンチもお出迎え?

そして、御守りプレゼントのはじまり。数量限定です。

受験生やそのご家族・お知り合いなど、たくさんの方にお越しいただきました。



ゾウのウンチでつくったこの御守りで、
皆さんに、"幸ウン"・"強ウン"・"開ウン"が舞い込みますように!

今日夕方のニュース(RKB毎日放送・FBS福岡放送)でも紹介される予定です。
ぜひご覧ください。

そして明日も、このイベントを開催します。
明日1月30日(土)の御守りのプレゼントは、
9時30分と13時30分の2回。各回先着200名限定(ひとり1枚)の予定です。

イベントについて、詳しくはこちら(動物園HP)を。

御守りのつくりかたについては、こちら(過去のブログ)をご覧ください。

ガンバレ受験生!

2016年1月27日水曜日

特製『合格ウンチ御守り』で、“幸ウン・強ウン・開ウン”!

受験シーズンは追い込み時期。
そこで、受験生を応援する特別企画を今年も開催します。

アジアゾウ「はな子」のウンチからつくった“ウンチペーパー”つきの
特製『合格御守り』を、お客様にプレゼントする企画です。
昨年は、お客様から合格の喜びの声が多数届きましたよ!

さて今回は、ウンチペーパーのつくりかたをご紹介しますね。
こちらが昨晩のウンチ。この時期は一晩で約40kgほどです。
(1日では約60-70kg。時期により量は変わります)

これをしっかり水洗い。
この水洗いで、ほぼ草の成分だけが残ります。
(ゾウのエサの約9割が草です)

トイレットペーパーなどのパルプ成分と一緒にミキサーへ。

ミキサー後に鍋に投入。

薬品を入れて1時間ほど煮込みます。

煮込み終わったものを再度ミキサーにかけて、木枠に流し込み。

そこから紙すきの要領ですくいとっていきます。

これを乾燥させると、特製ウンチペーパーの完成!

ウンチペーパーを台紙に貼って御守りに。

五角(=ごうかく)形の特製御守り。
真ん中の部分がウンチペーパーです。


こちらが反対側。

ゾウのエサのほとんどが青草なので、ニオイはほとんどありません。
(かすかに畳のような草の香りがします)
そして、しっかり洗浄と消毒、乾燥をしていますのでご安心ください。

特製お守りの配布については以下のとおりです。

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1月29日(金)・30日(土)  2日間合計600枚。
アジアゾウ舎前にて。1人1枚・先着順。

1月29日(金) 9時30分:100枚、13時30分:100枚
1月30日(土) 9時30分:200枚、13時30分:200枚

(配布数は予定)
**********

はな子も待ってます!

“福”岡市動物園は、“幸ウン・強ウン・開ウン”の
『合格ウンチ御守り』で、受験生を応援します!

ガンバレ受験生!

2016年1月26日火曜日

コツメカワウソの子どもたち♪生後2か月半。

昨年10月29日に、コツメカワウソの赤ちゃんがうまれました。
オス2頭・メス1頭の合計3頭です。

今回は生後約2ヵ月半。1月18日の様子を紹介します。 

現在非公開ですが、バックヤードで順調に成長しています。

動きが素早くて撮影が難しい…。

キビナゴをしっかり食べてますね。動画でもどうぞ。

現在、子どもたちを含むカワウソ家族は、主にバックヤード(非公開)で暮らしています。

カワウソのおとなだけ、1日1~2回展示室に出しています。
その間、子どもたちはバックヤードや寝室で、休んだり運動会をしたりしています。
これまでよりずっと活発になって、バックヤードの巣箱を抜け出し寝室まで出てきて、
お客様の前に姿をあらわすこともありますよ。

カワウソ家族はしばらく非公開が続きますが、運が良ければ子どもたちに会えるかも!?


カワウソ家族の公開をいつ再開するか、つまり子どもたちをいつお披露目するかを、
そろそろ考えてもいい時期のようです。決まったらまたご報告しますね。

2016年1月25日月曜日

1月23日の西日本新聞でツキノワグマを紹介。

1月23日(土)の西日本新聞朝刊「いきいきいきもの」のコーナーに、
担当飼育員がツキノワグマについて寄稿しています。

福岡市動物園ホームページにも掲載していますので、ぜひ以下リンクをご覧ください。


また、同日の同紙「もっと九州」のコーナーに、
福岡市動物園のツシマヤマネコの繁殖の取り組みが紹介されています。
こちらもあわせて、紙面をご覧ください。


写真はツキノワグマのオス「元気」です。

2016年1月24日日曜日

1月24日(日)本日臨時休園です。

本日1月24日(日曜日)は、大雪のため臨時休園です。

園路は一面雪。そして、時に視界が妨げられるほどの厳しい吹雪です。



テレビ局の方から、「雪と動物」が撮影したいという問い合わせをいただくのですが、
ほぼ全ての動物は暖かい屋内にいるので、そういった撮影はできないのです。

もちろん、寒さ対策として、
室内の温度管理や健康管理はしっかり行っていますよ。

外にいる動物といえば…サル山のニホンザル。

ニホンザルは寒さには強いです。

でも、吹雪で上手く写真が撮れません。これは私の技術の問題ですね…。

動画でどうぞ。




坂が多い園内です。我々も移動中に何度も滑ってしまいました…
こういった状況なので、休園はやむなしといったところです。










ということで、今日1月24日(日)は臨時休園。
明日1月25日(月)は、通常の休園日(毎週月曜日)です。

火曜日以降にお待ちしてます!

2016年1月20日水曜日

オランウータンに「しょうが湯」。

今週は本当に寒いですね…

福岡市動物園のオランウータンは冬場になると、
体を温めるために飼育員特製の「しょう­が湯」を飲んでいます。

つくりかたです。まずは、しょうがをすりおろし、

このくらいで1日1回の2頭分。

ミネラル補給のために黒砂糖といっしょに、

煮込みます。

人肌程度に冷まして、出来上がり!
我々が飲むには少し、しょうがが強いですかね。でも暖まりそう!

さっそく飲んでもらいましょう。まずはメス「ドーネ」へ。

大好きな毛布にくるまって、コタツのようにも見えますが…

しょうが湯がやってくると、

立ち上がり、

すぐにキャッチ。

さっそく美味しそうに飲んでます。l

あっという間に飲み干して…

美味い!?

もう一杯?!

動画でもどうぞ。


もちろん、オス「ミミ」にも。


こちらは飼育員が柵越しに。


こんな感じで、冬場はほぼ毎日、1日1本の特製しょうが湯です。

皆さんも寒さ対策をしっかりと!
風邪をひかないようにしましょうね。